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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第53章 気紛れな猫

「付き合ってるのに 恋患いか…。
幸せで 良かったな。」

「本当に…  聞くだけ野暮だわ!」


「本当に ね…」

静かに自嘲して 食事を続ける。


恋患い… か。
そんな 可愛いものじゃない。

詩史への想いは…
ドス黒くて 深くて 醜い。



『っ あ♡ し う… ~~~~っ!!!』

詩史の啼き声が 頭の中で響く…


唾液を 口の端から溢して
潤んだ瞳で 見上げてくる詩史が
頭の中で 再生される。


「はぁ… 気持ちが 良さそうだね♡ 詩史…」


ベッドの上…
自身のモノを 扱きながら
頭の中で 詩史を 可愛いがる。


『ヤ… あ! ん…っ しぅ…~~~~ っ♡
気持 ち ぃのぉ…  っ♡
かいぬしさま… あ…♡』


普段は白くて きれいな肌が
真っ赤に 真っ赤に 熟れていく。

堪らない快感から 逃れる様に 頭を振るのに
詩史のナカは 豊潤な蜜で 満たされていて
俺のモノを ぎゅうぎゅうと 締め上げる。


「ああ… 可愛い! 可愛い! 可愛い♡
詩史 愛してるよ!」


詩史の最奥に 欲を吐き出す。
子宮に 沢山の 満ち足りた証 を放って
詩史を侵す。

くったりと 横たわった 詩史の 下のお口から
俺の放ったモノが 漏れ出て…

興奮を 覚える。


ああ… 早く 現実にしたい…

本当に 詩史の子宮を 侵したい…!


手と 身体についた
モノを ティッシュで拭き取って…
疲れた身体を ベッドに 沈める。

目を瞑ると 可愛い詩史が 現れて…
抱きしめて キスをして 労らってあげる。


でも 現実は…


重たい瞼を どうにか開けて
腕の中を 確認する。


…詩史が 居ない…


布団を抱き寄せて 目を閉じる。


この布団が 詩史だったら いいのに…

息を吸い込むと
詩史が使う シャンプーの匂いを 感じた気がした。


早く 朝になって欲しい…
詩史に 触れたい…


すぅっと 意識が 遠退いた。



「ん… 」

違和感を 感じて…
目を開ける。


「…ん?!」

ふと 胸に 何かを感じて…
よく見ると


「… し ふみ…?」

すやすやと 気持ち良さそうに 寝息を立てて
身体を丸める 詩史が 居た。


「いつの間に! マジで 猫かよ…」

驚いて…
思わず 声を上げるが 詩史は 寝たまま だった。

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