飼い猫 🐈⬛🐾
第55章 Bitter 〜Valentine day
そんな オーバーな…。
と 若干 照れる。
私に しがみついたまま
顔を上げた紫優くんは
眉毛が下がって 涙目で…
「… 情けない顔ね。」
どこがアイドル?
学校では まず見ない表情だ。
「仕方ないよ。
詩史に 骨抜きにされちゃったんだから。」
紫優くんも 否定しない。
寧ろ 口実に 甘えてくる。
「詩史…」
愛しむ様に 名前を 呼んで…
キスして欲しい と
視線を絡ませ 強請る。
「…っ」
母性本能を 擽られる。
そっと 唇を 重ねると…
グッと 抱き寄せられて 紫優くんの膝の上に
誘導された。
対面で 抱きしめられたまま
角度を変えて 何度も唇を重ねる。
ちゅっ ちゅっ ちゅっ ちゅっ…
静かな室内に リップ音だけが 響く。
「…っ 紫優くん。食べないなら 冷蔵庫に…」
「ううん。 食べる。 でも その前に…」
制服のポケットから スマホを取り出して
しっかり ケーキの写真を撮ってから…
「食べさせて?」
甘えてくる。
『はぁ? 自分で食べなさいよ!』と
いつもなら 突き放すのだけど…
「…っ 仕方ないなぁ…」
母性本能が そう させるのか…
近くに 用意していたフォークで
ケーキを一口大に カットして
紫優くんの口に 運んであげる。
「…っ♡ 美味しい…!」
キラーンと 一瞬にして 目を輝かせた紫優くん。
ふっ…
可愛く感じて… 思わず 微笑してしまう。
頑張って 作った甲斐が あったな…。
唇が 近づいてきて…
キスが 再開された。
ちゅっ ちゅ…
甘い…
舌が 絡み合って ゾクゾクする…
唇が離れると… 見つめられた。
「ねぇ詩史 口写し して?」
「それは 嫌。
折角作ったんだから 味わってよ。」
「それも そうだね。 ごめん。
味わって いただくよ。
詩史は 本当に 料理が上手だね♡」
残念そうに 微笑むも
納得したらしい。
良かった…
しかも 口写しなんて
普通に 恥ずかし過ぎる。
また 食べさせてあげて キスされて…
そんな事を 繰り返す。
「…っ 何か 嫌だ…
すごい ラブラブカップルみたい…!」
紫優くんと キスする事は 嫌じゃないけど
こんなに イチャイチャしている自分は
何だか 端ない…。
と 若干 照れる。
私に しがみついたまま
顔を上げた紫優くんは
眉毛が下がって 涙目で…
「… 情けない顔ね。」
どこがアイドル?
学校では まず見ない表情だ。
「仕方ないよ。
詩史に 骨抜きにされちゃったんだから。」
紫優くんも 否定しない。
寧ろ 口実に 甘えてくる。
「詩史…」
愛しむ様に 名前を 呼んで…
キスして欲しい と
視線を絡ませ 強請る。
「…っ」
母性本能を 擽られる。
そっと 唇を 重ねると…
グッと 抱き寄せられて 紫優くんの膝の上に
誘導された。
対面で 抱きしめられたまま
角度を変えて 何度も唇を重ねる。
ちゅっ ちゅっ ちゅっ ちゅっ…
静かな室内に リップ音だけが 響く。
「…っ 紫優くん。食べないなら 冷蔵庫に…」
「ううん。 食べる。 でも その前に…」
制服のポケットから スマホを取り出して
しっかり ケーキの写真を撮ってから…
「食べさせて?」
甘えてくる。
『はぁ? 自分で食べなさいよ!』と
いつもなら 突き放すのだけど…
「…っ 仕方ないなぁ…」
母性本能が そう させるのか…
近くに 用意していたフォークで
ケーキを一口大に カットして
紫優くんの口に 運んであげる。
「…っ♡ 美味しい…!」
キラーンと 一瞬にして 目を輝かせた紫優くん。
ふっ…
可愛く感じて… 思わず 微笑してしまう。
頑張って 作った甲斐が あったな…。
唇が 近づいてきて…
キスが 再開された。
ちゅっ ちゅ…
甘い…
舌が 絡み合って ゾクゾクする…
唇が離れると… 見つめられた。
「ねぇ詩史 口写し して?」
「それは 嫌。
折角作ったんだから 味わってよ。」
「それも そうだね。 ごめん。
味わって いただくよ。
詩史は 本当に 料理が上手だね♡」
残念そうに 微笑むも
納得したらしい。
良かった…
しかも 口写しなんて
普通に 恥ずかし過ぎる。
また 食べさせてあげて キスされて…
そんな事を 繰り返す。
「…っ 何か 嫌だ…
すごい ラブラブカップルみたい…!」
紫優くんと キスする事は 嫌じゃないけど
こんなに イチャイチャしている自分は
何だか 端ない…。