飼い猫 🐈⬛🐾
第55章 Bitter 〜Valentine day
「えー。 今更だよ!
俺達は ラブラブカップルだよ?」
紫優くんが 頬を赤らめて にっこり微笑む。
「…っ」
私は ただただ 顔を赤くする。
何だか 平和だな…
こういうのを 幸せって 言うのかな…
去年の私が見たら 卒倒するだろうな。
何が どうして…
あんなに 嫌っていた紫優くんと
こんな事に なっているのか…
説明を求められても きっと上手く 説明出来ない。
「詩史…
ケーキは後で ゆっくり食べる。 今は…」
「ん。 わかった。」
紫優くんの 膝の上から降りて
食べ掛けのオペラを 冷蔵庫に仕舞う。
後から ついてきた紫優くんに
髪の毛を解かれて… 眼鏡を外された。
「… あ」
優しい眼…
手を 握られると 紫優くんの手が 温かい。
温もりに 絆されて
目を 閉じる。
唇に触れる 紫優くんの唇が 優しい。
「詩史が 1番 大好き。」
「うん。」
「…本当は 詩史が言うんだよ?
バレンタインなんだから。」
「朝 言ったし。
強要は 違うと思うな〜」
「そうだけどぉ~…」
紫優くんが むくれる。
可愛い…
ガチャン
突然 リビングの戸が 開いて
お母さんが 入ってきた。
「もぉ! まだ イチャイチャしてるの?
ラブラブカップルねぇ!」
紫優くんと 私は 顔を真っ赤にして 固まった。
「い… いつから…」
「家に? ずっと居るわよ。
何なら 夏葉さんも 一緒なんだけど…。」
続いて リビングに入ってきた 夏葉さんを見て
私は バリンと 固まった。
「もぉ♡ 始まっちゃったら どうしようかと
ハラハラしちゃった じゃない♡」
「その時は しょうがない。
母達は 静かに 内海家へ 避難ね。」
きゃぴ きゃぴ と話す母達。
もぉ ダメ…
恥ずかし過ぎて 切腹する…!
思い詰めている所に
母が とどめを刺しに来る。
「ねー 紫優くん! バレンタイン貰った?」
「あ はい! 今…」
「見てよ~! この子ったら こんな真剣な顔で
作ってたのよ~♡」
そう言いながら
スマホを 紫優くんに見せる 母。
そこには
オペラ作製中の 私の写真が 何枚も…!
「…や 嫌だ! 何で 見せるの?!」
スマホを 奪おうとすると
紫優くんに ひょいっと 取り上げられた。
俺達は ラブラブカップルだよ?」
紫優くんが 頬を赤らめて にっこり微笑む。
「…っ」
私は ただただ 顔を赤くする。
何だか 平和だな…
こういうのを 幸せって 言うのかな…
去年の私が見たら 卒倒するだろうな。
何が どうして…
あんなに 嫌っていた紫優くんと
こんな事に なっているのか…
説明を求められても きっと上手く 説明出来ない。
「詩史…
ケーキは後で ゆっくり食べる。 今は…」
「ん。 わかった。」
紫優くんの 膝の上から降りて
食べ掛けのオペラを 冷蔵庫に仕舞う。
後から ついてきた紫優くんに
髪の毛を解かれて… 眼鏡を外された。
「… あ」
優しい眼…
手を 握られると 紫優くんの手が 温かい。
温もりに 絆されて
目を 閉じる。
唇に触れる 紫優くんの唇が 優しい。
「詩史が 1番 大好き。」
「うん。」
「…本当は 詩史が言うんだよ?
バレンタインなんだから。」
「朝 言ったし。
強要は 違うと思うな〜」
「そうだけどぉ~…」
紫優くんが むくれる。
可愛い…
ガチャン
突然 リビングの戸が 開いて
お母さんが 入ってきた。
「もぉ! まだ イチャイチャしてるの?
ラブラブカップルねぇ!」
紫優くんと 私は 顔を真っ赤にして 固まった。
「い… いつから…」
「家に? ずっと居るわよ。
何なら 夏葉さんも 一緒なんだけど…。」
続いて リビングに入ってきた 夏葉さんを見て
私は バリンと 固まった。
「もぉ♡ 始まっちゃったら どうしようかと
ハラハラしちゃった じゃない♡」
「その時は しょうがない。
母達は 静かに 内海家へ 避難ね。」
きゃぴ きゃぴ と話す母達。
もぉ ダメ…
恥ずかし過ぎて 切腹する…!
思い詰めている所に
母が とどめを刺しに来る。
「ねー 紫優くん! バレンタイン貰った?」
「あ はい! 今…」
「見てよ~! この子ったら こんな真剣な顔で
作ってたのよ~♡」
そう言いながら
スマホを 紫優くんに見せる 母。
そこには
オペラ作製中の 私の写真が 何枚も…!
「…や 嫌だ! 何で 見せるの?!」
スマホを 奪おうとすると
紫優くんに ひょいっと 取り上げられた。