飼い猫 🐈⬛🐾
第59章 璃音くんのコト
新年度が スタートして
今日から 高校2年生に なった。
私と 紫優くんは また 同じクラスに
なったのだが…
私達の クラス分けは 校内で かなりの話題と
なった。
というのも…
2年生からは 特別進学クラス という
いわゆる 日本有数の上位の大学を
狙うクラスがあって、
紫優くんと 私は 当然そのクラスに
入るのだろうと 誰もが 予想していた。
ところが 私達は 普通クラスにいた。
理由は 簡単だ。
希望する大学が 上位大学ではない からだ。
普通クラスで 上位さえ キープ出来ていれば、
大学の推薦は 取れる。
「詩史ちゃんは 上位の大学を
狙うと 思ってた…!」
見事 特進クラスに 入る事が出来た 悠理くんが
納得出来ない とばかりに 話し掛けてきた。
「別に 上位校に入る事が 私の目的では
無いの。
将来の為に 入りたい大学、 学部は
すでに 決まってる。」
キッパリと 言い切る私に
悠理くんは 驚いた顔をした。
「…詩史ちゃんは 将来の夢が あるんだね?」
悠理くんの言葉に 力強く 頷く。
医療系で働く 母の背中を 見ていた私は
予防医学… 特に 食事に 興味が出て…
そういう 人の役に立てる仕事がしたいと
思っている。
資格や 知識が 取得出来る大学 だったら
偏差値の上下は 私には もう
関係の無い事 だった。
「紫優はどーせ 詩史ちゃんと 居たいから
だろ?」
「当たり前じゃん♡
いつでも どこでも 詩史と 一緒だよ♡」
満面の笑みで 答える 紫優くん。
嫌味を言ったつもりの 悠理くんだったが
逆に 惚気られて 溜息をついた。
紫優くんは…
景斗さんの後を 継ぐ気みたいだ。
幼い頃から アメリカのおばあちゃんに
経営者としての知識を 叩き込まれて
本人も割と 楽しいと 感じていたらしい。
おばあちゃんは
紫優くんの その才能を 欲しがって、
だからこそ余計に 婚約を 解消しない
のだとか。
経営系の学部に 進学するのかな…?
どこの大学を 狙っているのか
飄々としていて いまいち よく わからない。
まぁ、 私の 希望する大学に
経済学部は 無いから
大学は 離れちゃうのかな…。
ずっと 一緒だったから
何だか 不思議な気分だ。
「そんな事より 詩史!
璃音に 警戒してよ?」
今日から 高校2年生に なった。
私と 紫優くんは また 同じクラスに
なったのだが…
私達の クラス分けは 校内で かなりの話題と
なった。
というのも…
2年生からは 特別進学クラス という
いわゆる 日本有数の上位の大学を
狙うクラスがあって、
紫優くんと 私は 当然そのクラスに
入るのだろうと 誰もが 予想していた。
ところが 私達は 普通クラスにいた。
理由は 簡単だ。
希望する大学が 上位大学ではない からだ。
普通クラスで 上位さえ キープ出来ていれば、
大学の推薦は 取れる。
「詩史ちゃんは 上位の大学を
狙うと 思ってた…!」
見事 特進クラスに 入る事が出来た 悠理くんが
納得出来ない とばかりに 話し掛けてきた。
「別に 上位校に入る事が 私の目的では
無いの。
将来の為に 入りたい大学、 学部は
すでに 決まってる。」
キッパリと 言い切る私に
悠理くんは 驚いた顔をした。
「…詩史ちゃんは 将来の夢が あるんだね?」
悠理くんの言葉に 力強く 頷く。
医療系で働く 母の背中を 見ていた私は
予防医学… 特に 食事に 興味が出て…
そういう 人の役に立てる仕事がしたいと
思っている。
資格や 知識が 取得出来る大学 だったら
偏差値の上下は 私には もう
関係の無い事 だった。
「紫優はどーせ 詩史ちゃんと 居たいから
だろ?」
「当たり前じゃん♡
いつでも どこでも 詩史と 一緒だよ♡」
満面の笑みで 答える 紫優くん。
嫌味を言ったつもりの 悠理くんだったが
逆に 惚気られて 溜息をついた。
紫優くんは…
景斗さんの後を 継ぐ気みたいだ。
幼い頃から アメリカのおばあちゃんに
経営者としての知識を 叩き込まれて
本人も割と 楽しいと 感じていたらしい。
おばあちゃんは
紫優くんの その才能を 欲しがって、
だからこそ余計に 婚約を 解消しない
のだとか。
経営系の学部に 進学するのかな…?
どこの大学を 狙っているのか
飄々としていて いまいち よく わからない。
まぁ、 私の 希望する大学に
経済学部は 無いから
大学は 離れちゃうのかな…。
ずっと 一緒だったから
何だか 不思議な気分だ。
「そんな事より 詩史!
璃音に 警戒してよ?」