飼い猫 🐈⬛🐾
第62章 後悔
自分の 為出かした事なのに
もし本当に 詩史に嫌われたら… と 想像したら…
身が 引き裂かれる様な 痛みを 感じて
涙が 止まらない。
震える手で 詩史に触れて
抱きしめたいけど そんな資格は 無いのかも…
と 躊躇う。
でも ごめん。
詩史が 大好きだ。
この想いが 断たれるのなら
俺は 生きている意味が 無い。
詩史の 左手を握って 薬指の指輪に
キスを 落とす。
そのまま 気を失う様に…
ベッドに凭れて 眠りに落ちた。
もぞもぞと 猫が 俺の懐に 入り込む。
寝息を立てる俺の 胸と 腕の 小さなスペースに
潜り込んで
猫は 器用に 体制を変えて
俺の 腕の中から 俺を 見上げた。
「にゃー」
一鳴きして… 俺の頰に 頬ずりする。
それから
前足を 突っ張らせて 身を乗り出すと
俺を 起こす様に 唇を 舐めた。
「にゃーん」
構って 欲しそうに 大きな瞳で 俺を見つめて
頭を傾げて アピールする。
ふふ… 甘えたいの?
可愛い猫だな…
顎の下を 撫でてあげると
猫は 気持ちよさそうに 目を細めた。
『気持ちぃ… もっと… しぅ…』
うっすら 目を開けると
「?!」
俺の腕の中で 詩史が寝ていた。
しかも いつの間にか 俺もベッドに 寝ている。
あれ…? どうして???
疑問に 感じながらも 俺に擦りつく詩史が
愛しくて…
抱き寄せて 顎を掬って キスをする。
「… しぅ…」
突然 聞こえた か細い声。
唇を離して 詩史を見れば
涙目で 俺を見上げていた。
ドキッ!
罪悪感が 胸を 絞め付ける。
「…っ し ふみ… ごめ…」
「ごめん。」
俺の 謝罪を 遮って 詩史が 謝る。
胸が ザワつく。
「ごめんね 紫優くん…」
もう1度言われて… 何も言えなくなった。
詩史に 嫌われた…?
ホロホロと 涙が 溢れた。
自分のセイなのに…
胸が 苦しい。
俺の 腕の中から 抜け出した詩史は
俺に 覆い被さる様に 抱きつき直した。
「紫優くん… 泣かないで?
ごめんなさい。 あんなに 嫌がっていたのに
置き去りにして 璃音くんを 追いかけて…」
詩史の腕の中で 涙を 流し続けながら
詩史の謝罪は 璃音との事だったのか…!
と 思いつつも
もし本当に 詩史に嫌われたら… と 想像したら…
身が 引き裂かれる様な 痛みを 感じて
涙が 止まらない。
震える手で 詩史に触れて
抱きしめたいけど そんな資格は 無いのかも…
と 躊躇う。
でも ごめん。
詩史が 大好きだ。
この想いが 断たれるのなら
俺は 生きている意味が 無い。
詩史の 左手を握って 薬指の指輪に
キスを 落とす。
そのまま 気を失う様に…
ベッドに凭れて 眠りに落ちた。
もぞもぞと 猫が 俺の懐に 入り込む。
寝息を立てる俺の 胸と 腕の 小さなスペースに
潜り込んで
猫は 器用に 体制を変えて
俺の 腕の中から 俺を 見上げた。
「にゃー」
一鳴きして… 俺の頰に 頬ずりする。
それから
前足を 突っ張らせて 身を乗り出すと
俺を 起こす様に 唇を 舐めた。
「にゃーん」
構って 欲しそうに 大きな瞳で 俺を見つめて
頭を傾げて アピールする。
ふふ… 甘えたいの?
可愛い猫だな…
顎の下を 撫でてあげると
猫は 気持ちよさそうに 目を細めた。
『気持ちぃ… もっと… しぅ…』
うっすら 目を開けると
「?!」
俺の腕の中で 詩史が寝ていた。
しかも いつの間にか 俺もベッドに 寝ている。
あれ…? どうして???
疑問に 感じながらも 俺に擦りつく詩史が
愛しくて…
抱き寄せて 顎を掬って キスをする。
「… しぅ…」
突然 聞こえた か細い声。
唇を離して 詩史を見れば
涙目で 俺を見上げていた。
ドキッ!
罪悪感が 胸を 絞め付ける。
「…っ し ふみ… ごめ…」
「ごめん。」
俺の 謝罪を 遮って 詩史が 謝る。
胸が ザワつく。
「ごめんね 紫優くん…」
もう1度言われて… 何も言えなくなった。
詩史に 嫌われた…?
ホロホロと 涙が 溢れた。
自分のセイなのに…
胸が 苦しい。
俺の 腕の中から 抜け出した詩史は
俺に 覆い被さる様に 抱きつき直した。
「紫優くん… 泣かないで?
ごめんなさい。 あんなに 嫌がっていたのに
置き去りにして 璃音くんを 追いかけて…」
詩史の腕の中で 涙を 流し続けながら
詩史の謝罪は 璃音との事だったのか…!
と 思いつつも