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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第64章 Birthday2

そうして タクシーを 降りると…

「ほら。 腕に 掴まって?」

すかさず エスコートしてくれる。


「はいはい♪ いらっしゃ~い♪
待ってたよ~♡♡♡」

景斗さんが 出迎えてくれて、
中には 仕事帰りのお父さんも 居た。
2人は 普通のスーツ。


「詩史ちゃん…! 可愛い…!♡」

景斗さんが 私の ドレスアップを
褒めてくれた。
なのに 紫優くんは ムッとする。


「紫優〜 カッコいい♡♡♡」

嬉しそうに 紫優くんに 話しかける お父さんに
今度は 私が ムッとする。

お父さんは 昔から 娘より先に
いつも 紫優くんを 褒める。

「紫優くん嫌い」は
お父さんのセイ も 少し ある。


「今日は 貸し切りにしたからね♡
お料理 楽しんで行ってね〜!」

「はい。 楽しみです!
ありがとうございます♡」

「うんうん♡ 詩史ちゃん 良かったら
お料理の感想も 聞かせてね♪」

景斗さんと 話していたら お兄ちゃんが来て
誕生日パーティが スタートした。

ソフトドリンクで 乾杯して
前菜 スープ… と 料理が 運ばれてくる。

目にも 鮮やかな お料理に 心を 踊らせて
口に 入れたら 口福が広がった。

「~~~っ♡♡♡ 美味しいっ♡ね 紫優くん!」

隣の席に座る 紫優くんに 話しかける。

「そうだね…って 詩史…
ココ 付いてるよ?」

紫優くんの手が 頰に触れて
指が 私の唇を なぞった。

ドキ…ッ

その指を 紫優くんが 舌を出して ペロリと
舐めるモノだから…

っかああああ…っ

顔が 熱くなった。

「な… なに して…」

「なに…って 拭いて あげたんでショ。」


ドキドキする。

…っ 何か エロい…!

「ん? 何を 想像したの…?」

小声で 耳打ちしてきて 更にドキッ とする。
膝に 紫優くんの 手の温もりを感じて
パニックになる。

「…詩史のエッチ!
俺を 食べたくなった?」

「…っ ふぇえ…?!」

上手く 切り返せなくて あわあわする。
動揺を隠せない。

良い様に 紫優くんに 遊ばれてる…!


「ふふ… かわいー♡
俺も 早く 詩史を 食べた〜い♡」

にこやかな笑顔で 私を 覗き込んでくる。


はわわわ…
紫優くんが 可愛く見えちゃう…

色気があって 可愛くて どうしよう…

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