飼い猫 🐈⬛🐾
第64章 Birthday2
紫優くん相手に こんなに心を 乱されるなんて
どうかしてる…!
真っ赤になって 困り果てて いると
「こら 紫優!
詩史ちゃんを 困らせないの!」
夏葉さんが 怒ってくれた。
会話まで 聞こえて ないとは 思うけど…
「はーい ☆」
大人しく 私から離れた 紫優くんだったけど
膝の上に 置かれた手だけは 残って
私の膝を 撫で続ける。
ゾワゾワする… 止めて…
私が 紫優くんのその手を 払い除けると
紫優くんは ニヤッと 笑った。
『へぇ~? 飼い主に 反抗するんだ?』
そう 言いたそうな 意地悪な顔…!
2人きりなら まだしも…
『ご飯 食べてるでしょ!』
と 私も キッと 負けずに 紫優くんを睨む。
『ヤバ… 詩史が睨んでくるの
超 可愛い!♡』
振り払った 私の手を捕えて
紫優くんが 『堪らない…!♡』と
頬を赤くして 私を 見つめてくる。
はわわ…
そんな顔で 見つめてくるな〜 !!!!!
大パニックになった 私は…
「もぉ…! いい加減にしてよ!」
堪らずに 声を上げて 席を立った。
「何なの 詩史! 突然 大声なんか出して!
立ち上がるなんて お行儀の悪い…!」
お母さんに 怒られた。
「だって 紫優くんが…!」
「ごめん ごめん! 足がぶつかっちゃって…
ごめんね? 詩史♡」
ニコッと 微笑まれて…
グッ…! 何も言えない…!
反論したいのに
紫優くんは 即座に謝る事で
その先を 言わせない 空気を 作る。
そして 何も知らない周りを 味方につける。
コレが やり口…!
「紫優も 謝ってるんだし
そんな事で 怒るな!」
お父さんにも 怒られて…
じわっ と 涙目になる。
これじゃ
私1人が 大袈裟に 騒いでいるみたい…!
折角の誕生日なのに… 最悪…!
紫優くんは 私の涙目に すぐに気がつく。
「詩史 ごめん! やり過ぎた…」
紫優くんが 抱きしめようと するより早く
ぎゅっと 後ろから 誰かに 抱きしめられた。
「???」
「もぉ! 折角の誕生日会に 何してるの!
そんなんだから 嫌われるのよ!」
夏葉さんが 庇う様に 私を抱きしめて
紫優くんに ピシャリと 言い放つ。
紫優くんは ピキーンと 固まった。
夏葉さんに 抱きしめられていると
気持ち良くなってきて…
どうかしてる…!
真っ赤になって 困り果てて いると
「こら 紫優!
詩史ちゃんを 困らせないの!」
夏葉さんが 怒ってくれた。
会話まで 聞こえて ないとは 思うけど…
「はーい ☆」
大人しく 私から離れた 紫優くんだったけど
膝の上に 置かれた手だけは 残って
私の膝を 撫で続ける。
ゾワゾワする… 止めて…
私が 紫優くんのその手を 払い除けると
紫優くんは ニヤッと 笑った。
『へぇ~? 飼い主に 反抗するんだ?』
そう 言いたそうな 意地悪な顔…!
2人きりなら まだしも…
『ご飯 食べてるでしょ!』
と 私も キッと 負けずに 紫優くんを睨む。
『ヤバ… 詩史が睨んでくるの
超 可愛い!♡』
振り払った 私の手を捕えて
紫優くんが 『堪らない…!♡』と
頬を赤くして 私を 見つめてくる。
はわわ…
そんな顔で 見つめてくるな〜 !!!!!
大パニックになった 私は…
「もぉ…! いい加減にしてよ!」
堪らずに 声を上げて 席を立った。
「何なの 詩史! 突然 大声なんか出して!
立ち上がるなんて お行儀の悪い…!」
お母さんに 怒られた。
「だって 紫優くんが…!」
「ごめん ごめん! 足がぶつかっちゃって…
ごめんね? 詩史♡」
ニコッと 微笑まれて…
グッ…! 何も言えない…!
反論したいのに
紫優くんは 即座に謝る事で
その先を 言わせない 空気を 作る。
そして 何も知らない周りを 味方につける。
コレが やり口…!
「紫優も 謝ってるんだし
そんな事で 怒るな!」
お父さんにも 怒られて…
じわっ と 涙目になる。
これじゃ
私1人が 大袈裟に 騒いでいるみたい…!
折角の誕生日なのに… 最悪…!
紫優くんは 私の涙目に すぐに気がつく。
「詩史 ごめん! やり過ぎた…」
紫優くんが 抱きしめようと するより早く
ぎゅっと 後ろから 誰かに 抱きしめられた。
「???」
「もぉ! 折角の誕生日会に 何してるの!
そんなんだから 嫌われるのよ!」
夏葉さんが 庇う様に 私を抱きしめて
紫優くんに ピシャリと 言い放つ。
紫優くんは ピキーンと 固まった。
夏葉さんに 抱きしめられていると
気持ち良くなってきて…