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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第64章 Birthday2

別に 触られたのが 嫌だった訳じゃないの。
朝から ずっと お預けだったから
寧ろ… 触って欲しかった。

でも
紫優くんは 私を 甘えん坊な猫に するから
歯止めが 利かなくなりそうで…

皆の前で 淫らな 啼き声を 上げる訳には
いかないでしょう?


「詩史…」

紫優くんが 私を 抱き寄せて
切なく 甘く 私を呼ぶ。

手元に 戻った事を 確認するように 撫でては
頭やおでこに キスをする。


ああ… 猫に なっちゃう…


夏葉さんの 腕の中は 落ち着く けど
紫優くんの 腕の中は 蕩けちゃうの…。


顎を 掬われて キス されたら…
もう 止まれない…!

お互いに お互いの 舌と 唇を 求めちゃう…


もっと… しうくんが ほしい…!


「はぁ… しふみ…」

もっと… 詩史を 食べたい…!


紫優くんの目が 私を 欲しがる。

「しぅ… くん…」

火照り始めた 身体を 紫優くんに
擦りつける。


「ここからは 2人の時間…
沢山 愛し合おう…?」


紫優くんの 声で 子宮が 疼く。

「にゃあ…」

返事をする様に 鳴いて
紫優くんを 見つめると
紫優くんが 優しく 微笑んだ。

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