飼い猫 🐈⬛🐾
第10章 病室で…
1時間きっかりで 両親が病室に戻って来た。
紫優くんの母、夏葉さんも 一緒だった。
「詩史ちゃん !!! 大丈夫!? 」
夏葉さんは 私を見つけると 駆け寄って 私を
抱きしめた。
「…はい」
夏葉さんの腕の中は 安心する。
夏葉さんは いつも 私の味方で居てくれる。
娘と思ってくれているし、 距離感の近い息子
(紫優くん)との事を いつも心配して 気にかけてくれる。
「…母さん 俺の心配は…?」
紫優くんが 不満を訴える。
「え… まさか ハグして貰いたいの?
仕方ないわねぇ…♡」
夏葉さんが両手を広げて 紫優くんに 近づく。
「マジで要らねぇ! そういう事じゃねぇ!」
内海家はぎゃあぎゃあと親子で言い合いを始めた。
私はその間に お母さんが持って来た
パジャマに着替える。
着替えが終わって カーテンを開けると
2人部屋だと 初めて気がついた。
「え…? 2人部屋…?」
隣のベッドは 紫優くん らしい…。
「空いてるベッドが無いんですって…。
やっぱり 紫優と2人部屋なんて、嫌よねぇ?」
夏葉さんが 頬に手を当て 心配してくれる。
「1日だけだから 問題ないわよね? 詩史?」
お母さんに同意を求められるが…
うん とは 言い難い…。
現に さっき… あんな… 恥ずかしいこと…
ごにょ ごにょ…
顔を 真っ赤にして 俯く。
「紫優! 詩史ちゃんに手出ししたら タダじゃ
おかないわよ?! わかってるでしょうね?!」
夏葉さんが 紫優くんに 詰め寄る。
「わかってるよ! わかってるけど…」
「けど…?!」
紫優くんの言葉の先を 夏葉さんが急かす。
「…っ 詩史の パジャマ姿… エロい…」
「え…?!」
耳まで真っ赤にして 俯く紫優くんの言葉に
思わず 布団を手繰り寄せて パジャマを
隠した。
「あ〜… 確かに! 好きな子の パジャマ姿…
エロいかも…♡」
怜央お兄ちゃん まで 賛同するから 困惑する。
夏葉さんが シャーっと カーテンを引き
紫優くんの視界から 私を隠してくれた。
「紫優! このカーテン 開けるの 禁止!!」
「えぇ~! そんなぁ!!!」
カーテンの向こうで 夏葉さんの怒る声と
紫優くんの悲しむ声が聞こえた。
結局みんな 面会時間ぎりぎりまで 居座った。
紫優くんの母、夏葉さんも 一緒だった。
「詩史ちゃん !!! 大丈夫!? 」
夏葉さんは 私を見つけると 駆け寄って 私を
抱きしめた。
「…はい」
夏葉さんの腕の中は 安心する。
夏葉さんは いつも 私の味方で居てくれる。
娘と思ってくれているし、 距離感の近い息子
(紫優くん)との事を いつも心配して 気にかけてくれる。
「…母さん 俺の心配は…?」
紫優くんが 不満を訴える。
「え… まさか ハグして貰いたいの?
仕方ないわねぇ…♡」
夏葉さんが両手を広げて 紫優くんに 近づく。
「マジで要らねぇ! そういう事じゃねぇ!」
内海家はぎゃあぎゃあと親子で言い合いを始めた。
私はその間に お母さんが持って来た
パジャマに着替える。
着替えが終わって カーテンを開けると
2人部屋だと 初めて気がついた。
「え…? 2人部屋…?」
隣のベッドは 紫優くん らしい…。
「空いてるベッドが無いんですって…。
やっぱり 紫優と2人部屋なんて、嫌よねぇ?」
夏葉さんが 頬に手を当て 心配してくれる。
「1日だけだから 問題ないわよね? 詩史?」
お母さんに同意を求められるが…
うん とは 言い難い…。
現に さっき… あんな… 恥ずかしいこと…
ごにょ ごにょ…
顔を 真っ赤にして 俯く。
「紫優! 詩史ちゃんに手出ししたら タダじゃ
おかないわよ?! わかってるでしょうね?!」
夏葉さんが 紫優くんに 詰め寄る。
「わかってるよ! わかってるけど…」
「けど…?!」
紫優くんの言葉の先を 夏葉さんが急かす。
「…っ 詩史の パジャマ姿… エロい…」
「え…?!」
耳まで真っ赤にして 俯く紫優くんの言葉に
思わず 布団を手繰り寄せて パジャマを
隠した。
「あ〜… 確かに! 好きな子の パジャマ姿…
エロいかも…♡」
怜央お兄ちゃん まで 賛同するから 困惑する。
夏葉さんが シャーっと カーテンを引き
紫優くんの視界から 私を隠してくれた。
「紫優! このカーテン 開けるの 禁止!!」
「えぇ~! そんなぁ!!!」
カーテンの向こうで 夏葉さんの怒る声と
紫優くんの悲しむ声が聞こえた。
結局みんな 面会時間ぎりぎりまで 居座った。