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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第65章 Birthday 3

「後悔しない?」

「後悔しないよ。
それに… 紫優くんの子を もし授かったら
私と 結婚するしか なくなるよ?」

私の言葉に 紫優くんは
面食らった 顔をした。

予想外だったらしい言葉に 驚いて
ニヤッ と 笑う。

「…そんなに 俺と 居たいんだ…?」

意地悪な 紫優くんの ニヤニヤ顔…


きっと 前までの私だったら 慌てて訂正 したり
怒ったり したかも しれないけど…

仕方ない。
どうしたって 婚約者の存在が ある以上
素直に ならないと
紫優くんが 取られちゃう…!

私は ずっと 焦ってる。


紫優くんに 擦りついて お願いする。

「紫優くんが 居ないと 死んじゃう…」

紫優くんに 教え込まれた 言葉を言ってみると
その言葉が 真実になって…
胸を 締めつける。

ほろほろ と 涙を流して お願いする。

「お願い… 全部 紫優くんのものに して?」


ずっと チクチク するの。
両想いの 筈なのに
嬉しい 楽しい その裏に
婚約者の存在を 思い出して 悲しくなるの。


「ああ… ヤバい…」

紫優くんが 口元に 手を寄せて
妖しげに 口角を 上げた。

「詩史が こんなに 俺の手に 堕ちるなんて…」

頬を染めて 堪らない…!と言わんばかりに
明らかに 私の涙に 喜んでいる…!


でも…
今の私には 噛みつく 元気もない。
素直に なる 選択肢しか 無い。

コレも 紫優くんの 作戦なの…?

「酷いょ… こんなに 胸が 苦しいのに…!」

顔を 覆うと
私の涙は とうとう 決壊した。


こんなに 紫優くんを 好きになって
しまったのに…!


突然 押し倒されて…
足を 広げられた。

次に 感じたのは…
中心に 撃ち込まれた様な 衝撃だった。


「あ…? あぁ…!」

何が起こったのか 頭が 追いつかない。
でも…
私のナカは その衝撃で 震えていた。


「子供 作ろうか。 詩史…
俺と 詩史に 愛される子…」

ず…っ ず… っと 紫優くんのモノが
私のナカに 規則的に 打ち込まれる。

擦られる度に 気持ちが良くて
声を 上げながら 紫優くんに しがみつく。

あぁ… 紫優くん 紫優くん!
ドコにも 行っちゃ ヤダよ…!


「詩史… ナカに出すよ?」

紫優くんに 言われて こくこくと 頷く。

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