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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第69章 躾

紫優くんの上に 跨って 腰を 沈めた。

「は…! あ… ヤあああぁ… ん…
~~~っっっ ♡♡♡♡♡」

飼い主様に 極上のエサを 与えて貰った
メス猫は 歓喜の啼き声をあげて  悦んだ。

狂った様に 腰を 動かして
飼い主様に
1つになれた 歓びを 伝えるの…。


「あぁ 詩史…  すごい 濡れてるね。
気持ち良いよ… ♡」

「しぅ… し う…  ヤ あぁ…!
気持ち… ぃ  きもちぃ  よ ぉ…」

夢中で 紫優くんの名前を 呼び続ける。

ぞくぞくと 甘やかな電流を 感じながら
紫優くんに 差し出された 指を
ちゅうちゅうと 吸い上げた。

「ふふ…♡
夢中で 吸い付いちゃって…
可愛いなぁ♡♡♡」

満足そうに 笑った紫優くんに 安心して…
私の 唾液に 塗れた手を 胸に 誘導した。

「しう くん… だいすき だよ… ?」

顔を覗き込んで 紫優くんに 伝える。

紫優くんは みるみる 顔を赤くして
瞳を 潤ませた。

「…っ」

言葉を 詰まらせる 紫優くんに キスをする。


「…躾られるのが 好きだなんて 変態だね♡」

強がり 微笑む紫優くんに
私も ふっと 笑った。

「紫優くんに だけ だよ?」

もう わかってる。
紫優くんは この言葉が 聞きたかった筈。

余裕そうに 振る舞いながら
璃音くんや 悠理くんに 怯える
どうしようもなく 怖がりな 飼い主。


「だから ちゃんと 帰って来て…?
躾たんだから…
生きものは 最後まで 責任持たないと
ダメなんだよ?」

「… なんだょ それ…
飼い主なんだから 当たり前だろ…」


1つに 繋がったまま
お互いの 不安を 打ち消す様に 抱き合った。

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