テキストサイズ

飼い猫 🐈‍⬛🐾

第71章 入浴剤

目を覚ましたら 夕方だった。


嘘…! そんなに 寝てた?!

飛び起きると
下だけ 何も 身につけていない事に 気がついた。

下のお口が まだ 僅かに 濡れてる。


種付け… って 避妊してるのに
出来るわけ ないじゃない… 


ショーツと パジャマのズボンを 履いて
ベッドから 離れる。

何だか ベタベタして 気持ちが悪い… と
バスルームへ 向かう。


「あら 詩史 起きたの。
紫優くんが 心配してたけど 熱は 大丈夫?」

お母さんに 声をかけられて
全身を 気にかけてみる。

… あれ…

「…大丈夫 そう…」

「そう。 よかったわ。」

お母さんの背中を 見送りながら…
まさか… 本当に アレで 治ったのか?! と
慌てる。

いや、 ナイ ナイ !

自問自答しながら バスルームのドアを あけた。


昨日は  ココ…  バスルームでも
沢山 愛された…。 


『詩史 璃音から貰った 誕プレは
入浴剤 だったでしょ? … 使った?』

『え? まだ…』

『そう♡ 俺に頂戴♡』

『私に くれた 物だもん。
あげられないよ…』

『… その様子だと
捨てる気も 無さそうだね。』

『す… 捨てる?!
そんな事、 する訳ないでしょ!』

『詩史…』

ビクッ!

突然… 紫優くんが 低い声を 出したから
身体が 強張った。

… 怒ってる ?

『俺以外のヤツの プレゼントって だけで
イライラ するのに…
入浴剤だなんて 詩史の 肌に 触れるものを
何 易々と 使おうとしてるの。
普通に ムカつくから!』

『… そんな事 言われても…』

紫優くんの怒りに 困惑する私に
紫優くんは ふと 閃いた顔をしてから
天使の微笑みを 向けてきた。

『ちょうど いいや。
身体中 ベタベタでしょう?
今から その入浴剤で お風呂に入ろう!』


ベッドから 起こされると…

紫優くんの 放ったモノが
ナカで 存在感を主張して 歩きにくい。

時折 漏れ出たモノが 足に伝うのを
感じながら
ベビードールを 身に纏った 猫姿の私は
飼い主に 導かれて
バスルームに 移動した。


相変わらず 両親は 仕事の為 不在。

こんなに 恥ずかしい姿
親には 絶対に 見せられない…!
と 震えながら
いつもの 我が家の 廊下を歩いて
バスルームへ 向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ