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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第77章 攻略

「ごめん ごめん!
それ程 璃音の事は 可愛く 思ってるって
事だから…  でも 悪い気は しないでしょ?」

「悪い気しか 無いよ!
ばっかじゃないの?!」

「そんな事 言うなよ…
悲しいじゃんか…」

突然 しゅん…っと 落ち込んで 見せると
璃音は また 固まって…
オロオロと しだした。

「紫優… ? …が 悪いんだぞ…?
俺を 誂うから…
そりゃ ちょっと 言い過ぎたって 言うか…」

璃音の 必死のフォローが 微笑ましい。

あーあ…  本当に 可愛いやつ…!
アメリカで やっていけるのか 心配だなぁ…!

まぁ 愛茉が一緒なら 心配ないか☆


詩史と言い 璃音と言い 悠理と言い…
ついでに 怜央も…

みんな 俺に 懐いちゃって 可愛いな…♡


「今度 ゆっくり 2人で話そう。
璃音と だけの 時間も 作らないと ね?」

ふわふわの 璃音の頭を 撫でると…

「触るな!
Light みたいに 手懐け様と するなよ!」

手を振り払われた。

益々 猫っぽい♪ ♡


「…璃音は 俺の事を よく わかっているね♡
そういう 態度を 取られちゃうと
益々 構いたく なっちゃうんだよね…♪」

懲りずに
璃音の頬に 触れて
耳に 指を 滑らせてみると

璃音は ビクッと 肩を 揺らした。

「な…っ! なにし… て…」

耳が 弱いらしい。
ゾクゾクする らしくて…
肩をすぼめて 力無く 俺の手首を 掴む。
 
「ヤ… め…」

「へぇ… さっきまで 反抗的だったのに…
可愛いな♡ ♪」

璃音が 眉毛を下げて 俺を 見る。

涙目になって…
俺の 微笑みを前に 降伏する。


有り難い事に…?
俺の微笑みは
同世代 男子にも 通用する らしい。

悠理も こんな 感じで…
堕とすのは 簡単だった。
(ついでに 朝生先輩も…
意図せず勝手に 懐いてた☆)

ても 詩史は…

詩史なら まだまだ 睨んで 俺に 歯向ってくる。

最後には 甘えた とろとろな顔を 見せるのに
素直に 陥落 してくれない。

だからこそ 手放せないんだよなぁ!
…なんて
最後には やっぱり 愛猫に 想いを 馳せてしまう。

 
「しぅ… 」

俺に 頭を 撫で回されて
顔を真っ赤にして 固まる 璃音を見ながら

また1人 ライバルを 消せた事に
口角を上げて 喜んだ。

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