
飼い猫 🐈⬛🐾
第80章 進路指導
「倉田さん。 ちょっと 良いですか?」
教室で ぼーっと していたら
お兄ちゃんに 呼ばれた。
「? 何ですか? 怜央先生。」
学校で お兄ちゃんが 私を呼ぶなんて
珍しい。
担任でも無いし 学年も違う。
珍しい組み合わせ だからこそ
周囲からも 注目を 浴びやすい。
それなのに わざわざ 呼び出し とは…
何だろう? と
身構えながら お兄ちゃんを 追いかけた。
「…進路 迷ってるのか…?」
「え…?」
廊下を 歩きながら お兄ちゃんが 急に
そんな事を 言ってきた。
「…っ」
私は 顔を 曇らせる。
迷ってるんじゃなくて
決心が つかない だけだ。
紫優くんの事が 無かったら
普段の私なら とっくに 答えは 出てる。
この場所を 離れて 国立栄養大学に
迷わずに 行く。
それを
いつまでも 言い出せないのは…
「紫優の進路は 聞いただろ?」
生徒指導室に 招かれて
着席しながら お兄ちゃんと 向かい合う。
「紫優も… 詩史の邪魔にならない様に
ワザと あんな 進路に したんだと 思うぞ。
驚いただろ?」
「まぁね…」
驚いたよ。 思わず…
ついて行こうかと 考えちゃう くらい には…
「何を 悩んでいるんだ?
詩史の事だ。 ちゃんと 決めているんだろ?
緒方先生(担任)が 心配してたぞ。」
「ああ… 花織ちゃん…!
心配 してくれてるんだね…。
うん。 この後 提出するよ。」
いつまでも 逃げ回っては いられない。
覚悟を 決める時が 来たんだ…。
「…何だ。
やっぱり ちゃんと 決まってるんじゃないか!
で、 どこに するんだ。」
「国立栄養大学に…」
「F県 か… 家を 出るのか。」
「そうだね…」
暫くの 沈黙の後…
お兄ちゃんが 突然 項垂れたから…
驚いた。
「?! えっ? 何???」
「…紫優の 好き 放題じゃないか…!」
深い ため息と共に 意味の分からない言葉を
発した。
??? 好き放題?
「どういう事?」
言葉の意味を 探っていると…
「良いね♡ ソレ♪」
紫優くんの声と 同時に
後ろから 抱きつかれた。
「わ…っ 紫優くん!!?」
紫優くんの 登場に 動揺する私に 構わずに
紫優くんは お兄ちゃんの前で 頬ずりして
キスの 雨を 降らす。
教室で ぼーっと していたら
お兄ちゃんに 呼ばれた。
「? 何ですか? 怜央先生。」
学校で お兄ちゃんが 私を呼ぶなんて
珍しい。
担任でも無いし 学年も違う。
珍しい組み合わせ だからこそ
周囲からも 注目を 浴びやすい。
それなのに わざわざ 呼び出し とは…
何だろう? と
身構えながら お兄ちゃんを 追いかけた。
「…進路 迷ってるのか…?」
「え…?」
廊下を 歩きながら お兄ちゃんが 急に
そんな事を 言ってきた。
「…っ」
私は 顔を 曇らせる。
迷ってるんじゃなくて
決心が つかない だけだ。
紫優くんの事が 無かったら
普段の私なら とっくに 答えは 出てる。
この場所を 離れて 国立栄養大学に
迷わずに 行く。
それを
いつまでも 言い出せないのは…
「紫優の進路は 聞いただろ?」
生徒指導室に 招かれて
着席しながら お兄ちゃんと 向かい合う。
「紫優も… 詩史の邪魔にならない様に
ワザと あんな 進路に したんだと 思うぞ。
驚いただろ?」
「まぁね…」
驚いたよ。 思わず…
ついて行こうかと 考えちゃう くらい には…
「何を 悩んでいるんだ?
詩史の事だ。 ちゃんと 決めているんだろ?
緒方先生(担任)が 心配してたぞ。」
「ああ… 花織ちゃん…!
心配 してくれてるんだね…。
うん。 この後 提出するよ。」
いつまでも 逃げ回っては いられない。
覚悟を 決める時が 来たんだ…。
「…何だ。
やっぱり ちゃんと 決まってるんじゃないか!
で、 どこに するんだ。」
「国立栄養大学に…」
「F県 か… 家を 出るのか。」
「そうだね…」
暫くの 沈黙の後…
お兄ちゃんが 突然 項垂れたから…
驚いた。
「?! えっ? 何???」
「…紫優の 好き 放題じゃないか…!」
深い ため息と共に 意味の分からない言葉を
発した。
??? 好き放題?
「どういう事?」
言葉の意味を 探っていると…
「良いね♡ ソレ♪」
紫優くんの声と 同時に
後ろから 抱きつかれた。
「わ…っ 紫優くん!!?」
紫優くんの 登場に 動揺する私に 構わずに
紫優くんは お兄ちゃんの前で 頬ずりして
キスの 雨を 降らす。
