飼い猫 🐈⬛🐾
第12章 芽生え
私は 頬を赤くしながら 口に手を寄せ 考える。
何? 何で??
紫優くんを 敵視する必要がないと
思ったら… ?
これじゃあ ファンの1人みたいじゃない…!
ドキドキする自分に 動揺する。
ふと、
紫優くんは お風呂上がりらしい事に 気がつく。
ほかほかと湯気を纏わせ 首に巻いたタオルで
髪の雫を押さえる。
「…っ !」
見慣れない 湯上がりに眼鏡姿 の紫優くんに
ドキッとする。
「何 固まってんの…?」
「や… 別に…」
声が 小さくなる。
「…ドキドキしてる?」
紫優くんが ニヤニヤしながら 私の顔を
覗き込む。
「別に!」
「お風呂上がりなんて 詩史にしか 見せないよ…?」
紫優くんが また クスッと笑う。
「警戒心が取れたら… 詩史も ドキドキして
くれるんだね。」
紫優くんは 目を細めて 妖しく笑った。
私は 紫優くんの言動に 意図があると 確信する。
コレは… 作戦…?!
だとしたら…
溺れちゃダメだ…! そう 思うのに…
ペースは 完全に 紫優くん主導だ。
「嬉しいな…!」
抱き寄せられると
ふわ…っと 覚えのある 香りに 包まれる。
「!! 私のシャンプー!!! 使ったでしょ !!!」
「うん♡ 香緒さんがね、 『詩史のシャンプー、
使っちゃえ~♪』って 出してくれてね♪
何か 詩史と 同じ香りって ドキドキするね〜♡」
へらっ と笑ってから
紫優くんが 私の耳にリップ音を響かせる。
例の 低い 甘い 声色を使って…
「まるで 一緒に お風呂に入ったみたいだね…♡」
私は 言葉の意味に 反応して…
顔を真っ赤にして 俯いた。
想像を… 掻き立てられる… !
「ね…? ドキドキする…?
体 だけじゃなくて… 心も 俺にドキドキして
欲しいな…」
紫優くんの 声 吐息
私の体を抱きしめる手 体温…
全部が… 私を おかしくする…!
息が 上がって…
紫優くんの 思い通りに … !!!
涙目になって 頭を横に振って 抵抗する。
「何で… ワザと…! ?」
何のために…?
「詩史を 欲しがってるヤツがいるからね…
詩史には しっかり 俺に 懐いておいて
貰わないと…。
安心して お外に 出せないからだよ…?
詩史の心はまだ… 俺に染まりきってないからね…。」
何? 何で??
紫優くんを 敵視する必要がないと
思ったら… ?
これじゃあ ファンの1人みたいじゃない…!
ドキドキする自分に 動揺する。
ふと、
紫優くんは お風呂上がりらしい事に 気がつく。
ほかほかと湯気を纏わせ 首に巻いたタオルで
髪の雫を押さえる。
「…っ !」
見慣れない 湯上がりに眼鏡姿 の紫優くんに
ドキッとする。
「何 固まってんの…?」
「や… 別に…」
声が 小さくなる。
「…ドキドキしてる?」
紫優くんが ニヤニヤしながら 私の顔を
覗き込む。
「別に!」
「お風呂上がりなんて 詩史にしか 見せないよ…?」
紫優くんが また クスッと笑う。
「警戒心が取れたら… 詩史も ドキドキして
くれるんだね。」
紫優くんは 目を細めて 妖しく笑った。
私は 紫優くんの言動に 意図があると 確信する。
コレは… 作戦…?!
だとしたら…
溺れちゃダメだ…! そう 思うのに…
ペースは 完全に 紫優くん主導だ。
「嬉しいな…!」
抱き寄せられると
ふわ…っと 覚えのある 香りに 包まれる。
「!! 私のシャンプー!!! 使ったでしょ !!!」
「うん♡ 香緒さんがね、 『詩史のシャンプー、
使っちゃえ~♪』って 出してくれてね♪
何か 詩史と 同じ香りって ドキドキするね〜♡」
へらっ と笑ってから
紫優くんが 私の耳にリップ音を響かせる。
例の 低い 甘い 声色を使って…
「まるで 一緒に お風呂に入ったみたいだね…♡」
私は 言葉の意味に 反応して…
顔を真っ赤にして 俯いた。
想像を… 掻き立てられる… !
「ね…? ドキドキする…?
体 だけじゃなくて… 心も 俺にドキドキして
欲しいな…」
紫優くんの 声 吐息
私の体を抱きしめる手 体温…
全部が… 私を おかしくする…!
息が 上がって…
紫優くんの 思い通りに … !!!
涙目になって 頭を横に振って 抵抗する。
「何で… ワザと…! ?」
何のために…?
「詩史を 欲しがってるヤツがいるからね…
詩史には しっかり 俺に 懐いておいて
貰わないと…。
安心して お外に 出せないからだよ…?
詩史の心はまだ… 俺に染まりきってないからね…。」