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それから…
詩史は　鬼の様に　勉強と　向き合う。

勉強に　集中していると
詩史は　ご飯を　食べるのも　寝るのも
忘れちゃう。


「詩史〜♡　もう　だいぶ　遅いよ？
続きは　明日　やろう〜？」

詩史の部屋に　乱入して　ストップを掛ける。


「待って！　最後　この章を　解いて…」

「だぁめ！　さっき　声掛けた時も
そう言ってた！
ほら！　丸付け　しといて　あげるから
お風呂に　入っておいで！」

不満そうな　詩史を　部屋から　追い出して
バスルームへ　向かわせる。

詩史が　大人しく　バスルームへ　向かった事を
確認してから
机に　向き直って　問題集に　目を移す。


え…　もう　ここまで　進めたの？
凄い　ハイペースだな…！

詩史の　相変わらずの　集中力の高さに　驚く。

しかも　全部　解けてるじゃん…！

出来の良い　詩史に
少し　悔しさを　覚えながらも
俺は　もう　2度と　詩史と　張り合わない　と
小学生からの反省　を　思い起こす。

そんな事より…

詩史を　想い　磨いてきた　察し能力を
今こそ　存分に　発揮して
詩史を　心地良く　全面サポートする！
と　意気込む。


「はい！　もう　勉強は　ダメだよ？
お休みなさい！」

お風呂上がり…
解説を　読み始めた　詩史から　本を奪って
強引に　ベッドに　寝かせる。

「寝入るまで　監視するよ？」

「ちゃんと　寝るよぉ〜💦」

詩史が　苦笑いする。

「嘘つけ。　詩史　全然　眠くないでしょう？」

嘘のつけない　詩史。　

言い当て　られちゃって
ただただ　慌てていた。


「頭が　冴えちゃってる　みたいだな。
わかった。　疲れさせて　あげるよ♡」

ベッドに　乗り込んで…
詩史を　見下ろした。

詩史は　借りてきた猫　みたいに
急に　静かになった。

眉毛を下げて…
期待を込めた目で　俺を　見た。


くすっ。
甘えん坊だな♡


「いっぱい　触って
心地良く　寝かしつけて　あげるね？」

掛けていた　眼鏡を　外して…
すり…っと　詩史に　頬擦りする。

詩史も　俺の頬擦りに　身を寄せて　応えた。


「詩史…　もっと　足を　広げて？
奥まで　触って　あげるから。　ね？」

詩史は　俺の低い声が　大好き。

耳に　低く　吐息混じりに　囁いて　あげると
いつもの様に　小さく啼いて　反応する。