飼い猫 🐈⬛🐾
第2章 ファーストキス
「嫌われてても 詩史と居られるのが
幸せ…。」
「いやいや… だから それ
オカシイから…!」
紫優くんの言葉に 即座に突っ込む。
「じゃあ やっぱり…
倉田さん次第って 事よね!」
「は?」
山崎さんの言葉に 思わずマヌケな声を上げた。
「倉田さんが誰を好きなのか はっきりさせるのよ!」
「何で?!」
「じゃないと 紫優くんは前に進めないわ!
はっきりしなさい!」
「…バカバカしい…!
私の好きな人…?」
私は 鼻で笑うが、
ファン達が 固唾を呑んで 私を見守る。
「そ…」
「言わないで…」
突然… 後ろから しがみつく様に
紫優くんが抱きついて 私の口を また 塞ぐ。
その声が 苦しそうに 響いて…
山崎さん始め ファンの子達を 驚かせた。
いや… 私も 驚いた。
振り向いて 紫優くんを見ると
泣きそうな顔。
え… 何その顔…。
いつも バカみたいに 爽やかに振るまって…
私の気持ちなんて お構いなしなクセに…
見た事無い 紫優くんの表情に 皆 困惑する。
「あの… そんな人は いませんが…?」
思わず 正直に 回答してしまった。
紫優くんは ぱあああっと 霧が晴れるみたいに
笑顔を取り戻した。
しまった!
嘘つけば 良かった…!
私は まんまと紫優くんに操作された!!
と 焦る。
「あー…っと… 言うのは 嘘でぇ~
怜央(れお)お兄ちゃんが好きデス!」
私は苦し紛れに 紫優くんのお兄ちゃんを
犠牲にする。
「それは あり得ないでしょ!」
紫優くんのツッコミに 確かに… 有り得ない…
と 思う。
「ええっとじゃあ! 悠理(ゆうり)くん?!」
「…詩史 悠理に勘違いさせる気?
本気にするよ?」
幼馴染を引き合いに出したが…
確かに
言い逃れに 使っては 申し訳ない…
「っていうか 詩史は昔から 嘘つくの下手!」
う…っ! 紫優くんにグサリと突かれた。
私は 嘘が苦手…
すぐに顔に出てしまう。 繕えない。
「…紫優くんは 嫌いだもん!!」
「まぁた そんな事言っちゃって…
俺に構われなかったら 寂しいくせに…!」
「その自信は どこから湧いてくるのかな?
全然 構って貰わなくて 結構なんです
けど…!」
私と紫優くんは ぎゃあぎゃあと 言い合いを
始めた。
幸せ…。」
「いやいや… だから それ
オカシイから…!」
紫優くんの言葉に 即座に突っ込む。
「じゃあ やっぱり…
倉田さん次第って 事よね!」
「は?」
山崎さんの言葉に 思わずマヌケな声を上げた。
「倉田さんが誰を好きなのか はっきりさせるのよ!」
「何で?!」
「じゃないと 紫優くんは前に進めないわ!
はっきりしなさい!」
「…バカバカしい…!
私の好きな人…?」
私は 鼻で笑うが、
ファン達が 固唾を呑んで 私を見守る。
「そ…」
「言わないで…」
突然… 後ろから しがみつく様に
紫優くんが抱きついて 私の口を また 塞ぐ。
その声が 苦しそうに 響いて…
山崎さん始め ファンの子達を 驚かせた。
いや… 私も 驚いた。
振り向いて 紫優くんを見ると
泣きそうな顔。
え… 何その顔…。
いつも バカみたいに 爽やかに振るまって…
私の気持ちなんて お構いなしなクセに…
見た事無い 紫優くんの表情に 皆 困惑する。
「あの… そんな人は いませんが…?」
思わず 正直に 回答してしまった。
紫優くんは ぱあああっと 霧が晴れるみたいに
笑顔を取り戻した。
しまった!
嘘つけば 良かった…!
私は まんまと紫優くんに操作された!!
と 焦る。
「あー…っと… 言うのは 嘘でぇ~
怜央(れお)お兄ちゃんが好きデス!」
私は苦し紛れに 紫優くんのお兄ちゃんを
犠牲にする。
「それは あり得ないでしょ!」
紫優くんのツッコミに 確かに… 有り得ない…
と 思う。
「ええっとじゃあ! 悠理(ゆうり)くん?!」
「…詩史 悠理に勘違いさせる気?
本気にするよ?」
幼馴染を引き合いに出したが…
確かに
言い逃れに 使っては 申し訳ない…
「っていうか 詩史は昔から 嘘つくの下手!」
う…っ! 紫優くんにグサリと突かれた。
私は 嘘が苦手…
すぐに顔に出てしまう。 繕えない。
「…紫優くんは 嫌いだもん!!」
「まぁた そんな事言っちゃって…
俺に構われなかったら 寂しいくせに…!」
「その自信は どこから湧いてくるのかな?
全然 構って貰わなくて 結構なんです
けど…!」
私と紫優くんは ぎゃあぎゃあと 言い合いを
始めた。