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飼い猫 🐈‍⬛🐾

第15章 ふたりの時間

私の頬に触れる 紫優くんの手に
私は 手を重ねて 摺り付いた。


紫優くんは そんな 私の様子を
妖しく 笑った。


もう 逃げれない…


「詩史… おいで? 
詩史が 誰のモノか 教えてあげる…」


紫優くんの 部屋に連れ込まれて 
ベッドに沈められる。


紫優くんが 覆い被さってきて 
私のワイシャツのボタンを 外していく。


「紫優くんの ばかぁ…!」

最後の抵抗…


でも… こんなに 弱ってたら…
紫優くんの 温もりが 欲しいに決まってる…!

紫優くんからの 誘いを 拒否なんて出来ない。

寧ろ 望んで いるのだから…


服を脱がされていくのに 抵抗しない私を見て
紫優くんは 満足そうに 微笑む。


みすみす 手の内に 堕ちる なんて…

「紫優くん なんて 大嫌い…!」
そう 言って 
少しでも 抵抗して 足掻いて みせたいのに…


大嫌いなんて 言ったら…
紫優くんは この行為を 止めてしまう。


意地悪な紫優くんは 私に
「好き」と言わせる 選択肢しか 与えない。



素肌が 紫優くんの素肌に 包まれると

悔しいけど 安心する。


「詩史… だいすき…
だいすき だよ…」

耳に 直接吹き込まれて
頭の中で 木霊する。


愛されてる って 安心してしまう…。


紫優くんのキスが 唇 から 首へ 少しずつ
移動し、 下がっていく…。

紫優くんの キスと愛撫に 
徐々に 息が上がって…
体を くねらせ 始める。


紫優くんの 長い指が 
私の下の割れ目を
ショーツの上からなぞる。

蕾を見つけると 
紫優くんの指は 転がす様に
その膨らみを 愛撫する。


「んん…っ…!」

敏感な その場所を 何度も擦られると
ナカが 疼いて
とろり とろり と蜜を 零し始めた。

ぞくぞくして…

「あ…んっ …あ!」

声が 我慢出来なくて 啼いてしまう。

慌てて… 
両手で 口を押さえて 目を瞑る。


「詩史… 大丈夫。 今 誰も居ないから…
可愛い声 抑えないで?」


紫優くんが そっと私の手を外して 
手を握ってくる。


温かい…


「俺だけに 聞かせて…?」


恐る恐る 目を開けると… 
紫優くんの 優しい瞳が 私を見つめていた。


そんな表情しないでよ…

紫優くんに 溺れちゃう…

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