飼い猫 🐈⬛🐾
第18章 消滅
翌朝
学校に着き、下駄箱に
上履きが無い…
はぁぁぁぁぁ…
私は 深い溜め息をついた。
出たよ… 出たよ!
久しぶりの…上履き隠し!!
小学校から 通算で 何度目でしょうか?
紫優くんに絡むとコレが始まるのよ…。
もう涙も枯れ果てて 笑いしか出てこない。
慣れた足取りで 職員室へ向かう。
スリッパを 貸して貰おう…
そう 思っていた所に そっ…と 跪き
紫優くんが 上履きを差し出してくる。
「こんな事もあろうかと 用意しておいたよ♡
姫♡」
ガラスの靴 宜しく 差し出される。
しかも新品…。
「あのねぇ…」
「履かせてあげるね♡」
ハイソックスの上とはいえ 足を掴まれて
ドキッとする。
紫優くんの 手の温もりを 感じて
私は パニックになった。
「ヤ…っ!」
「詩史?!」
慌てた拍子に バランスを崩して 倒れる所を
紫優くんが 抱き留めてくれる。
「何やってんの!
そんな ドジっ子だったっけ?」
くすくす笑いながら 私を見る。
私は 顔を真っ赤にして 俯く。
どうしよう…
紫優くんとの 距離が… 近過ぎる…!!!
こんなの… 身が 保たないよ…
「詩史… どうしたの?」
何も言わない 私を 覗き込む。
私は 泣きそうになりながら 紫優くんを見る。
ねぇ… 紫優くん
どうしたらいいか わからない…
ドキドキして 息が 苦しい…
私は元々 紫優くんみたいに 器用じゃない…
虚勢を張って
努力して 今までの 優等生の地位を確立してきた。
本当の私は ちっぽけで 何も出来やしない…
恋愛なんて…
人に 好かれるなんて…
人を 好きになるなんて
勉強や スポーツみたいに 努力出来ない事は
よく わからない…。
何で こんなに 紫優くんにドキドキするのか
わからない… !
「詩史…」
触れようとしてきた 手に ドキッとして…
ぎゅっと 目を瞑る。
「ふふっ そう…。 困ったね…」
紫優くんが 私の 心情を 汲み取る。
「そんなに 好きに なってくれたんだ…?」
「…。」
私は 何も 言えない。
自分の身体なのに 自分でコントロールが出来ない。
自分のモノでない みたい…
身も 心も
紫優くんの一挙手一投足に 反応する。
学校に着き、下駄箱に
上履きが無い…
はぁぁぁぁぁ…
私は 深い溜め息をついた。
出たよ… 出たよ!
久しぶりの…上履き隠し!!
小学校から 通算で 何度目でしょうか?
紫優くんに絡むとコレが始まるのよ…。
もう涙も枯れ果てて 笑いしか出てこない。
慣れた足取りで 職員室へ向かう。
スリッパを 貸して貰おう…
そう 思っていた所に そっ…と 跪き
紫優くんが 上履きを差し出してくる。
「こんな事もあろうかと 用意しておいたよ♡
姫♡」
ガラスの靴 宜しく 差し出される。
しかも新品…。
「あのねぇ…」
「履かせてあげるね♡」
ハイソックスの上とはいえ 足を掴まれて
ドキッとする。
紫優くんの 手の温もりを 感じて
私は パニックになった。
「ヤ…っ!」
「詩史?!」
慌てた拍子に バランスを崩して 倒れる所を
紫優くんが 抱き留めてくれる。
「何やってんの!
そんな ドジっ子だったっけ?」
くすくす笑いながら 私を見る。
私は 顔を真っ赤にして 俯く。
どうしよう…
紫優くんとの 距離が… 近過ぎる…!!!
こんなの… 身が 保たないよ…
「詩史… どうしたの?」
何も言わない 私を 覗き込む。
私は 泣きそうになりながら 紫優くんを見る。
ねぇ… 紫優くん
どうしたらいいか わからない…
ドキドキして 息が 苦しい…
私は元々 紫優くんみたいに 器用じゃない…
虚勢を張って
努力して 今までの 優等生の地位を確立してきた。
本当の私は ちっぽけで 何も出来やしない…
恋愛なんて…
人に 好かれるなんて…
人を 好きになるなんて
勉強や スポーツみたいに 努力出来ない事は
よく わからない…。
何で こんなに 紫優くんにドキドキするのか
わからない… !
「詩史…」
触れようとしてきた 手に ドキッとして…
ぎゅっと 目を瞑る。
「ふふっ そう…。 困ったね…」
紫優くんが 私の 心情を 汲み取る。
「そんなに 好きに なってくれたんだ…?」
「…。」
私は 何も 言えない。
自分の身体なのに 自分でコントロールが出来ない。
自分のモノでない みたい…
身も 心も
紫優くんの一挙手一投足に 反応する。