飼い猫 🐈⬛🐾
第19章 図書室
「詩史…! 授業終わったよ? 帰ろう?」
紫優くんに 呼びかけられて ハッとする。
「…! 放課後…!」
「そうだよ?
詩史、今日は1日中、ぼーっと してたね☆
俺のセイだよね?♡」
紫優くんは るんっ♡と嬉しそうな顔をする。
私は はぁ… と溜め息をつく。
いちいち 突っ込むのも バカらしく
思えてきた。
「…紫優くんは部活でしょ…!」
立ち上がって 帰る支度をしながら
冷たく あしらう。
「愛茉を捕まえるまで 部活はお休み♡」
「はぁ?! 何バカな事、言ってるの…!
レギュラー争い、激しいんでしょ?
とっとと 練習に 行きなさい!」
しっし…!と 手を払う その手を
紫優くんが 握ってくる。
「詩史の方が 大事だもん♡」
チュッと手にキスをして 頬ずりする。
私は その手を 振り払う。
「私だって 今日は図書当番で…!」
「あらら… そうなの?
じゃあ 付いてく…!」
はぁあぁあ〜
深い溜め息をつきながら 紫優くんを 従え
職員室に向かう。
離れろ…!って 言った所で
離れないだろう からな… 諦める。
「ぁあ! あのコでしょ? 今 内海くんと
付き合ってる、って…」
「他の子と 付き合ってたのに あっさり 乗り換えた らしいよ…?」
「クラタさんでしょ? 優等生だよね?
大人しそうなのに 大胆だね…!」
「内海くんも あんな子の どこがいいのかしら…?」
ひそひそと ワザと 聞こえる大きさの声。
こんな風な 陰口は よくある。
でも まだ 序の口…。
私の 優等生 地位も すっかり地に落ちた
モノね…。
心で 溜め息をつきながら 職員室を目指す。
「図書室の鍵? 無いわねぇ?
3Dの 朝生(あそう)くんが 持ち出してる
みたいよ?」
職員室への 用事は 空振りに 終わった。
「?」
朝生先輩が鍵を持出し…? 新刊の整理かな…?
図書委員長とは いえ 当番ではない日に
図書室の鍵を 持ち出している事に 疑問を
抱きつつ 図書室へ向かう。
「?!」
あれ… 図書室… 暗いな…?
そう 思いながら 戸を 引くと…
??? 開いてる…?
図書室に入り 電気を点ける。
準備室に 入ると…
「あれ…? 倉田さん?
もう… 来ちゃった?」
紫優くんに 呼びかけられて ハッとする。
「…! 放課後…!」
「そうだよ?
詩史、今日は1日中、ぼーっと してたね☆
俺のセイだよね?♡」
紫優くんは るんっ♡と嬉しそうな顔をする。
私は はぁ… と溜め息をつく。
いちいち 突っ込むのも バカらしく
思えてきた。
「…紫優くんは部活でしょ…!」
立ち上がって 帰る支度をしながら
冷たく あしらう。
「愛茉を捕まえるまで 部活はお休み♡」
「はぁ?! 何バカな事、言ってるの…!
レギュラー争い、激しいんでしょ?
とっとと 練習に 行きなさい!」
しっし…!と 手を払う その手を
紫優くんが 握ってくる。
「詩史の方が 大事だもん♡」
チュッと手にキスをして 頬ずりする。
私は その手を 振り払う。
「私だって 今日は図書当番で…!」
「あらら… そうなの?
じゃあ 付いてく…!」
はぁあぁあ〜
深い溜め息をつきながら 紫優くんを 従え
職員室に向かう。
離れろ…!って 言った所で
離れないだろう からな… 諦める。
「ぁあ! あのコでしょ? 今 内海くんと
付き合ってる、って…」
「他の子と 付き合ってたのに あっさり 乗り換えた らしいよ…?」
「クラタさんでしょ? 優等生だよね?
大人しそうなのに 大胆だね…!」
「内海くんも あんな子の どこがいいのかしら…?」
ひそひそと ワザと 聞こえる大きさの声。
こんな風な 陰口は よくある。
でも まだ 序の口…。
私の 優等生 地位も すっかり地に落ちた
モノね…。
心で 溜め息をつきながら 職員室を目指す。
「図書室の鍵? 無いわねぇ?
3Dの 朝生(あそう)くんが 持ち出してる
みたいよ?」
職員室への 用事は 空振りに 終わった。
「?」
朝生先輩が鍵を持出し…? 新刊の整理かな…?
図書委員長とは いえ 当番ではない日に
図書室の鍵を 持ち出している事に 疑問を
抱きつつ 図書室へ向かう。
「?!」
あれ… 図書室… 暗いな…?
そう 思いながら 戸を 引くと…
??? 開いてる…?
図書室に入り 電気を点ける。
準備室に 入ると…
「あれ…? 倉田さん?
もう… 来ちゃった?」