飼い猫 🐈⬛🐾
第20章 映画
土曜日 私は1人で 映画を観に来ていた。
今日は… 私の大好きな作家 一条聡司の
初映画の公開 初日なのだ。
この日を どんなに 楽しみにしていたか…!
紫優くんと居ると 煩くて 作品に集中出来ない
から 絶対に1人で来たかったの…!
嬉しい…!!!
朝1番の回の ど真ん中の席で
私は 握り拳を作り、歓びの涙を流していた。
服装も 今日はガーリーに!
いつもは束ねるだけの髪を 下ろして 巻いて
袖コンシャスのホワイトトップスに
ミントグリーンのフレアスカート♪
コンタクトレンズを着けて
唇には グロス。
傍から見たら デートにでも 行く様…?
いえいえ! 自分の為の オシャレです!
特別な日には 特別な装いを…!
そんな ルンルンな 私の横に 男の人が座った。
「…! え… 詩史 ちゃん… !」
「?」
顔を上げると 悠理くんだった。
「… !!!!! 」
何という 偶然…。
図書室の1件から まともに話していなかった
のに こんな所で会うなんて 気マズ過ぎる…!
「…デート?」
悠理くんも 苦笑いする。
「そんな訳ないじゃん!
一条総司の初映画だよ?!
紫優くんなんて 居たら 作品に集中出来ない
よ !!!!!」
物凄い剣幕で 思い切り否定する。
私の勢いに 悠理くんは 大笑いした。
「確かに…!
紫優が居たんじゃ ゆっくり観れないよね…。」
そうして何故か
悠理くんと並んで 映画を観る事になった。
映画は あっという間で…
原作に忠実で 感動的だった。
「いや〜♡ やっぱり あのシーンはグッと
来たわ!」
「本当、本当!! それに あの俳優さん
作品の事をよくわかってる!! 細かい仕草が
さぁ…」
「あ! 悠理くんも そう思った?!
私もあの俳優さんのファンになっちゃうよ…!」
映画が終わるなり、 どちらからともなく 感想を言い合った。
「どこか 寄ってく?」
私は もっと映画の話がしたくて 悠理くんを
誘った。
「詩史ちゃん… 不用心!
紫優に怒られるよ?」
悠理くんに言われて ハッとする。
「あ… そっか…。 ごめん…。」
私は わかり易く気落ちする。
今日は… 私の大好きな作家 一条聡司の
初映画の公開 初日なのだ。
この日を どんなに 楽しみにしていたか…!
紫優くんと居ると 煩くて 作品に集中出来ない
から 絶対に1人で来たかったの…!
嬉しい…!!!
朝1番の回の ど真ん中の席で
私は 握り拳を作り、歓びの涙を流していた。
服装も 今日はガーリーに!
いつもは束ねるだけの髪を 下ろして 巻いて
袖コンシャスのホワイトトップスに
ミントグリーンのフレアスカート♪
コンタクトレンズを着けて
唇には グロス。
傍から見たら デートにでも 行く様…?
いえいえ! 自分の為の オシャレです!
特別な日には 特別な装いを…!
そんな ルンルンな 私の横に 男の人が座った。
「…! え… 詩史 ちゃん… !」
「?」
顔を上げると 悠理くんだった。
「… !!!!! 」
何という 偶然…。
図書室の1件から まともに話していなかった
のに こんな所で会うなんて 気マズ過ぎる…!
「…デート?」
悠理くんも 苦笑いする。
「そんな訳ないじゃん!
一条総司の初映画だよ?!
紫優くんなんて 居たら 作品に集中出来ない
よ !!!!!」
物凄い剣幕で 思い切り否定する。
私の勢いに 悠理くんは 大笑いした。
「確かに…!
紫優が居たんじゃ ゆっくり観れないよね…。」
そうして何故か
悠理くんと並んで 映画を観る事になった。
映画は あっという間で…
原作に忠実で 感動的だった。
「いや〜♡ やっぱり あのシーンはグッと
来たわ!」
「本当、本当!! それに あの俳優さん
作品の事をよくわかってる!! 細かい仕草が
さぁ…」
「あ! 悠理くんも そう思った?!
私もあの俳優さんのファンになっちゃうよ…!」
映画が終わるなり、 どちらからともなく 感想を言い合った。
「どこか 寄ってく?」
私は もっと映画の話がしたくて 悠理くんを
誘った。
「詩史ちゃん… 不用心!
紫優に怒られるよ?」
悠理くんに言われて ハッとする。
「あ… そっか…。 ごめん…。」
私は わかり易く気落ちする。