テキストサイズ

飼い猫 🐈‍⬛🐾

第20章 映画

ただ 楽しかった映画を 同じファンとして共有
したかった だけなのに…
男女の友達って 難しいんだね…。


悠理くんは ふっと笑う。

「本当に… 
紫優なんかに 渡したくないな…
許されるなら… 」


悠理くんの 手が伸びて…
その手は 私に触れることなく 下ろされた。


「ごめんね。 俺の中では まだまだ友達に
なれていないから…。
一緒に居たら 襲っちゃうかもよ?」


悠理くんは 茶化す様に笑うけど 本心だと思う。

「ごめんなさい…」

「うん。 それから… 
そんな可愛い格好でいたら 声かけてくるヤツとか いるだろうから 気をつけてね…!」


悠理くんの注意をうけて 反省する。

私 ダメダメだ… 最低だな…


悠理くんと分かれて 
数歩 歩いた所で… 

女の人の 声が聞こえた。


「紫優がいるのに… 悠理先輩とデートですか?」


その声に 振り返ると… 

愛茉ちゃんが立っていた。

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ