飼い猫 🐈⬛🐾
第21章 愛茉ちゃん
「そんな 自分勝手な 理由で…?」
紫優くんの静かな言葉が
鋭利な刃物の様に この空間を 切り裂く。
完全に 怒ってる…!
流石の愛茉ちゃんも 青ざめた顔をした。
紫優くんの 怒りを感じて
お兄ちゃんも 悠理くんさえも 固まっていた。
愛茉ちゃんは 紫優くんの威圧を前に
泣き出した。
「悪い事したとは 思ってるの…。
ごめんなさい…」
「許せる訳ないだろ…? こっちは2人して
入院してたんだぞ…?
詩史が 目を覚まさなかったら…」
私を抱く 紫優くんの手が 震えている事に
気がつく。
「 … 愛茉ちゃん。 ちょっと来て…?」
紫優くんから 離れて
泣きじゃくる愛茉ちゃんの 肩を抱いた。
「な…っ! 詩史…!」
「すぐ 戻るから…。
ちょっと 話したいだけ だよ。」
愛茉ちゃんを連れて
映画館の入る ショッピングモールの中を
歩く。
どこか…
落ち着いて 話せそうな場所はないか…
と探していると…
突然
バシッと 愛茉ちゃんに 手を振り払われた。
「触んないで…!」
さっきの涙は どこへやら…
私を睨む その 闘志剥き出しな 愛茉ちゃんに
驚いた。
「…演技…!」
「当たり前じゃない…!
…あんなに紫優の事 嫌ってたクセに
抱き合っちゃったりして…
付き合い出したの?!
詩史ちゃんって 尻軽なのね!」
愛茉ちゃんの 涙の演技に まんまと騙された。
私も 愛茉ちゃんに 警戒する。
「紫優は… 格好良いよね♪
見た目は 勿論だけど ♡
気がきくし 何か困ってると 必ず声を
掛けてくれる。
運動も 勉強も出来て 優秀だし!♡
しかも あ〜んな 笑顔を向けられたら
女子なら皆 勘違いするし、恋しちゃうわよね!
詩史ちゃんも 勘違いしちゃったの?
詩史ちゃんは もっと賢いと 思ってたな〜!」
「残念だけど…
紫優くんは 私が 必要みたい…
うんざりする程に ね…」
私の言葉に
愛茉ちゃんは わかり易く 怒った。
「そうよ…! 納得いかないわ!
私の方が 絶対に可愛いのに…!
詩史 詩史って…」
紫優くんの静かな言葉が
鋭利な刃物の様に この空間を 切り裂く。
完全に 怒ってる…!
流石の愛茉ちゃんも 青ざめた顔をした。
紫優くんの 怒りを感じて
お兄ちゃんも 悠理くんさえも 固まっていた。
愛茉ちゃんは 紫優くんの威圧を前に
泣き出した。
「悪い事したとは 思ってるの…。
ごめんなさい…」
「許せる訳ないだろ…? こっちは2人して
入院してたんだぞ…?
詩史が 目を覚まさなかったら…」
私を抱く 紫優くんの手が 震えている事に
気がつく。
「 … 愛茉ちゃん。 ちょっと来て…?」
紫優くんから 離れて
泣きじゃくる愛茉ちゃんの 肩を抱いた。
「な…っ! 詩史…!」
「すぐ 戻るから…。
ちょっと 話したいだけ だよ。」
愛茉ちゃんを連れて
映画館の入る ショッピングモールの中を
歩く。
どこか…
落ち着いて 話せそうな場所はないか…
と探していると…
突然
バシッと 愛茉ちゃんに 手を振り払われた。
「触んないで…!」
さっきの涙は どこへやら…
私を睨む その 闘志剥き出しな 愛茉ちゃんに
驚いた。
「…演技…!」
「当たり前じゃない…!
…あんなに紫優の事 嫌ってたクセに
抱き合っちゃったりして…
付き合い出したの?!
詩史ちゃんって 尻軽なのね!」
愛茉ちゃんの 涙の演技に まんまと騙された。
私も 愛茉ちゃんに 警戒する。
「紫優は… 格好良いよね♪
見た目は 勿論だけど ♡
気がきくし 何か困ってると 必ず声を
掛けてくれる。
運動も 勉強も出来て 優秀だし!♡
しかも あ〜んな 笑顔を向けられたら
女子なら皆 勘違いするし、恋しちゃうわよね!
詩史ちゃんも 勘違いしちゃったの?
詩史ちゃんは もっと賢いと 思ってたな〜!」
「残念だけど…
紫優くんは 私が 必要みたい…
うんざりする程に ね…」
私の言葉に
愛茉ちゃんは わかり易く 怒った。
「そうよ…! 納得いかないわ!
私の方が 絶対に可愛いのに…!
詩史 詩史って…」