飼い猫 🐈⬛🐾
第22章 狂愛
「紫優くんが
私を 好きだなんて 言うから…っ!!!」
何度 この言葉を 紫優くんに ぶつけてきた
だろう。
ぶつけた所で 紫優くんの返事も わかりきっているのに…
感情を 抑えられない。
だって 全部… 紫優くんのせいじゃん…!
紫優くんの手が 私の左手を 包む。
「うん。 ごめんね。 大好きで ごめん。
詩史しか 愛せなくて ごめん…」
眉毛を 下げて 辛そうな顔で
紫優くんも いつもの返事を 口にする。
次の瞬間… ドンッと 壁に押しつけられて
激しいディープキスを 受けた。
「ヤ…っ!」
「ごめん 詩史…
大好き… 大好き…!」
口内は あっという間に 侵される。
紫優くんの 激しい勢いに呑まれて
うまく息が 吸えない程に 溺れかける。
「詩史… 大好き! 愛してる…」
紫優くんからの
熱くて 重い 愛情を ぶつけられる。
紫優くんの 言葉を聞きながら 涙を零す。
知ってる…。 知ってるの。
どんなに 突き離しても 紫優くんは 絶対に
私を 離してくれない。
いつも 「諦めて…」 って
私を 閉じ込めるの…
16年間 変わらない。
最近は…
私の身体も 紫優くんの温もりを 覚えて
しまったから…
知らない外の世界に 憧れるけど…
飼い主の腕の中が 結局 落ち着くって
気がついて しまって…
だから…
左手で そっと紫優くんの頭を 撫でて
紫優くんの想いに 応える。
「は…っ し… ふみ…!」
紫優くんが唇を離して きつく私を 抱きしめる。
「はぁ… 大好き 詩史…!
詩史が 居なかったら… 狂う…!
俺から 離れないで…!」
耳から入った 紫優くんの言葉は
私の頭の中で 木霊する。
紫優くんは
私が居ないと 本当に ダメなんだな…
知ってはいたけど… そのレベルを思い知る。
「愛茉…っ 許せない…!」
小さな子が 大事なぬいぐるみを 奪われそうに
なるのを恐れる様に…
紫優くんは ぎゅっと 私を抱きしめて 震えた。
だから…
愛茉ちゃんだ って 教えたくなかった。
紫優くんの 私に対する愛情は 異常だ。
血縁者にも 容赦ない。
いや、血縁者だからこそ…?
紫優くんは2度と 愛茉ちゃんを許さない。
1番阻止したかった 悲しい事態だ。
私を 好きだなんて 言うから…っ!!!」
何度 この言葉を 紫優くんに ぶつけてきた
だろう。
ぶつけた所で 紫優くんの返事も わかりきっているのに…
感情を 抑えられない。
だって 全部… 紫優くんのせいじゃん…!
紫優くんの手が 私の左手を 包む。
「うん。 ごめんね。 大好きで ごめん。
詩史しか 愛せなくて ごめん…」
眉毛を 下げて 辛そうな顔で
紫優くんも いつもの返事を 口にする。
次の瞬間… ドンッと 壁に押しつけられて
激しいディープキスを 受けた。
「ヤ…っ!」
「ごめん 詩史…
大好き… 大好き…!」
口内は あっという間に 侵される。
紫優くんの 激しい勢いに呑まれて
うまく息が 吸えない程に 溺れかける。
「詩史… 大好き! 愛してる…」
紫優くんからの
熱くて 重い 愛情を ぶつけられる。
紫優くんの 言葉を聞きながら 涙を零す。
知ってる…。 知ってるの。
どんなに 突き離しても 紫優くんは 絶対に
私を 離してくれない。
いつも 「諦めて…」 って
私を 閉じ込めるの…
16年間 変わらない。
最近は…
私の身体も 紫優くんの温もりを 覚えて
しまったから…
知らない外の世界に 憧れるけど…
飼い主の腕の中が 結局 落ち着くって
気がついて しまって…
だから…
左手で そっと紫優くんの頭を 撫でて
紫優くんの想いに 応える。
「は…っ し… ふみ…!」
紫優くんが唇を離して きつく私を 抱きしめる。
「はぁ… 大好き 詩史…!
詩史が 居なかったら… 狂う…!
俺から 離れないで…!」
耳から入った 紫優くんの言葉は
私の頭の中で 木霊する。
紫優くんは
私が居ないと 本当に ダメなんだな…
知ってはいたけど… そのレベルを思い知る。
「愛茉…っ 許せない…!」
小さな子が 大事なぬいぐるみを 奪われそうに
なるのを恐れる様に…
紫優くんは ぎゅっと 私を抱きしめて 震えた。
だから…
愛茉ちゃんだ って 教えたくなかった。
紫優くんの 私に対する愛情は 異常だ。
血縁者にも 容赦ない。
いや、血縁者だからこそ…?
紫優くんは2度と 愛茉ちゃんを許さない。
1番阻止したかった 悲しい事態だ。