僕は魔女にはなれない!
第2章 魔獣の役割り
『やっと、人間界にこれたんだ!主と一緒に要るのが当たり前だろーが!』
白カラスは、僕のベッドにチョコンと、座ると落ち着いたように寛ぎだした
「いやいや……僕は、自分が【魔女】なんて信じてないし!それに、カラスが部屋に居るってのも、おかしいだろ?汚いだろーが!」
すると白カラスは『はぁ!?』と、僕を睨む
『つーか!よく聞けよ、ボケ主!俺は人間界にいるカラスと一緒にすんなよ?
魔界の魔女界で生れた“魔獣”だ!
魔力が大い魔女の魔獣なら
好きな時に、好きな場所で、好きなだけ人形になれるんだよ!』
白カラスは、羽を大きく広げて僕に飛びかかる
「痛いってば!爪!爪!」
『しかし……お前は人間と魔女のハーフだし!魔力は16歳まで微妙だし!男だし!――――俺様の存在意義はど~なってるんだよ!
そもそも、魔獣は魔女の性欲処理係としての役割もあるのに!俺は、男を相手にしないといけないって訳なのか?ん?』
すごい剣幕で捲し立てられ僕はつい、後退りしてしまった!
が――――…ん?
ん?んんん?
ん?
「今なんて?」