僕は魔女にはなれない!
第9章 魔女界へようこそ!
それからしばらくして――――・・・
重たい扉の開く音がした
空気が一瞬にして変わったのが解った
――――・・・来た
その場にいた僕たちは皆そう思ったに違いない
黒装束の魔女が何人か入ってきて――――・・・
女王はその者たちに守られながら入ってきた!
女王らしい黒いベールに包まれた凜とした女性
そして、女王はボクの前に止まると――――・・・
口を開いた
「待たせてすまなかった――――・・・
私が魔女界の王――――・・・リアである・・・
大きくなったな――――・・・マサル元気にしていたか?
我が子ながら・・・不敏な思いをさせてしまい申し訳なかった――――・・・・」
――――・・・・はい?
「「「我が子!?!?」」」
僕たちは女王を目の前に!
大声を張り上げた――――!!!