もう無理、抜いて、イかないで出さないで
第5章 【配属先は社員全員、取引先と性接待する部署でした】
その夜、夫は私に欲情してきたのです。
浮気相手に「奥さんも相手してあげなよ」とでも言われたのでしょうか。
「え、どうしたの?」
「ダメ…?最近全然シてないじゃん、最近、めちゃくちゃ綺麗になってるし置いてきぼりは嫌だな」
どの口が言うのでしょう。
しかし、私もたまには相手しなければならないのだと腹を括ります。
全然気持ち良くないセックスに耐えて演技するのです。
さほど濡れていないのに無理やり挿れてくる自己中心的なセックスです。
いつしか私の方がこの行為を義務的で嫌だと思うように。
「あなた……あんっ……愛してる…っ」
背筋が凍るほど気持ちの入っていないセリフ。
「俺も愛してるよ」と夫も義務的に応えているのが嫌というほどわかるものです。
明日には浮気相手と逢瀬を重ね、全く気付いていないであろう妻の私を笑い話にでもするのかしら。
その裏で、妻は務めている会社で社員全員の射精管理をし、取引先相手にも身体を許しているというのにバカね。
お互い手放せない欲情があるのですから、目を瞑ることも愛情なのではと思うのです。
「主人に勘付かれてはいけないので残業は控えたいのですが……」
「勿論だ、キミの家庭を壊すなんて本末転倒だよ」
「ですから、昼間でしたらいつものように私を好きに扱ってくださいませ」
「あぁ、今から良いかい?」
熱い視線を送る社長に抗えるはずがなく、素直に頷くだけです。
社長室でゾロゾロと集まった社員の方たち。
私の好きなようにしても良いとのこと。
心底疼いて仕方ありません。
考えただけで濡れてしまいます。
他の方々に見られながら一人ずつフェラチオしていく私。
無数の手が私の身体に触れてくる。
社長の仰っていた乱交パーティーが始まりました。
夫はゴルフ接待だと渋々家を出たものの、行き先は違うでしょう。
忍ばせておいたGPSは浮気相手のマンションで点滅している。
そこから全く動かないので宜しくヤっているのでしょう。
構いません、そのお陰で私もこうして休日出勤が出来、皆さんの射精管理が出来るのですから。
「ハァハァ、佐々木さんのフェラ凄く良いよ」
「僕のも早く舐めて」
「僕のも触って」
「おっぱい舐めるよ」
「マンコもう濡れてる、エロいな」