担当とハプバーで
第7章 皮肉のパーティ
こんなに求められるキスなんていつぶりだろう。
奥に引っ込む舌を逃さんばかりに絡み合って、唾液がこぼれてもお構いなしに。
少しずつ寝室に導かれる。
こんな前戯なんて一年以上なかった。
身体中が喜んでるのがわかる。
これが欲しかったの。
こうされたかったの。
毎日なんて言わないから、せめて月に二回でも。
ベッドの縁に足が当たり、祥里が抱えるようにしてベッドに乗せてくれた。
はあ、はあと息が響く。
もどかしそうにTシャツの裾をたくし上げられて、下着のつけてない胸が露わになる。
視線が合わさった瞬間、祥里の目が鋭くなった気がした。
「俺以外が痕つけた胸……」
ぐっと鷲掴みされて、腰が浮く。
「いやっ」
指を這わせて乳首を押し上げ、食むように吸い付いた。
口内の熱さにビクビクっと震えてしまう。
「そ、んなのっ、んん……しないくせ、にっ」
舌先で転がされるたびに声が漏れてしまう。
もう片方の手が下着越しにクリを擦り上げる。
足を閉じようにも片足を踏まれていて、声を上げるしかできない。
「っふ、すげえ声」
乳首から口を離して、べろりと首筋を舐めあげた。
「ひっあ」
「欲求不満が続いたから、抱いてくれるやつ探したんだ」
「ち、が」
ジュ、と強く吸われて足をばたつかせる。
絶対首にマーク付いた。
「婚約者いるの隠して?」
「んんん、やっ」
ぐい、と顔を反対に向けられて、反対側の首筋にも強く唇が押し当てられる。
「あっが」
噛まれたんじゃないかってくらい鋭い痛みに仰け反る。
祥里は楽しそうに痕を指で撫でた。
「定期的にこういうのつけとかないと、凛音はすぐに外で悪さするんだな」
「や、め……えあっ」
濡れた割れ目に指が突き刺さり、言葉が喘ぎに変わる。
なんでこんなに濡れてるの。
「そいつも生でシたかっただろうな」
二本目も奥まで簡単に飲み込んで、ぐちゅぐちゅとかき回される。
喘ぎ声が抑えきれずに手首を噛んだ。
「はは、いい顔。流石に精液残ってたら、会社休ませて縛り付けてたかも。よく守ったな」
褒められているのか、追い詰められているのかもわからない。
何度もイイとこにぶつかる指に思考が吹き飛ばされる。
「んんっ、う、ぅあっあ」
「俺のこと思い出さなかった?」
長い指が出たり入ったり。
「一瞬でも罪悪感なかったのか」