テキストサイズ

月のウサギは青い星の瞳をしているのか 〜キサンドリアの反乱〜

第7章 キサンドリアの反乱

通路を進んでいるとき、チャーリーがふと反対側の通路に光る部屋を見つけた


「お、おい!みんな、ちょっと待ってくれ」 


チャーリーの声に皆が振り返る


「あの部屋の入口、光が付いてるよな」


「ああ、今も活きてるようだ」


皆が近づくがドアをタッチしても反応しない


クレアが端末を接続する


「コックピットルームはさっきの通路の先よ」


「誰かが先に乗り込んでいるのなら、確認しておかないと……」


ほどなくして解析が終わり、ロックされていたドアが開いた



部屋の中は薄暗いものの、ぼんやりした暗夜灯が視界をかろうじて見渡せるようだ


「……カプセル??」


部屋の中にはベッドサイズのカプセルが並んでいる


冷えて表面に霜が貼り付いている


手でさっと、撫でてみる


「ひ、人だ…!」


「え?」


「……こっちもだ! 子供だ…」


「ここも子供だわ、みんな子供?」



古い船の船室に棺桶のようなものに子供が眠っている


「おいおい、幽霊船じゃねーかッ!」


チャーリーはたじろいだ


ダイアナがカプセルの端末を確認してみる


「これは……コールドスリープだ

 みな眠らされているんだ」


「え……、じゃあ生きているの?」


「こんなところで…?」


「うーん、コレって……封印されてるんじゃない? 誰の目にも触れられないように」


「おっかねーよ! 出ようぜ」


皆は部屋から飛び出した


「なんなんだ、あれは…?」


「フラナガン機関に、昔のストーム計画、それに眠った子供たち…」


「ダイアナ? 何か心当たりがあるの?」


「心当たりは無いけど、こんなことをやりそうな人間は知っている
 クレア、端末の情報に〈Dr.キンバリー〉という人名は無かった? いや、〈アレク〉という名前とかは?」


クレアが端末をスクロールさせたり、検索したり試していく


「その2つの名前は無いけど…
 別の名前…、コードネームがあるわ

 〈キアラ〉て名前」


「〈キアラ〉? 私は知らないなぁ、てっきりキンバリー関係だと思ったんだけど…」


「〈キアラ〉?」


「? なぁに、スコッティ? 知っているの?」



「……〈キアラ〉は母さんの名前だッ」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ