月のウサギは青い星の瞳をしているのか 〜キサンドリアの反乱〜
第7章 キサンドリアの反乱
「このブリッジ……今も生きてるね?」
ダイアナが指差す
皆が中央の操縦席シートのコンソールを覗き込む
確かに画面には幾つかのディスプレイが点滅したり、点灯したままだったりしている
「……これ……この周りの機体の配置じゃない?」
「そうだね……敵味方の認識コードが無いからどっちの機体かまではわからないケド……」
「それも認識コードを入力したら、わかるんじゃない?」
「じゃあ、ちょっとやってみますか!」
ダイアナが楽しそうにコックピットシートをまたぐ
天性のテストパイロットなのか、新しいオモチャを手に入れたようにはしゃいでいる
「ユニバーサルスタンダードのコードで良いよね?」
ダイアナの指先がパパパっと動く
すると赤や白のマークに色が変化した
「こっちがネオ・ジオン、
こちらはアナハイム試作機たち、
ここには無いけど連邦軍のカラーもあるよ」
ダイアナが画面を確認しながら話す
「ここの小隊、見て!」
「あ、こっちに向かってる?」
「マズいね、こちらも応戦しないと…戻ろう」
この大型船の周りに降下したとき、数名の警護は残してあるが危険だ
「ここはどうする?」
「残っても何にも出来ないだろ、少数だと何かあっても対応できない、置いていこう」
「奴らの狙いはこの船なんでしょ?」
「この船の状態がわからない、補給されてるのか、弾薬があるのか、そもそも誰も操縦したことないのに操作できないじゃん!」
みなが慌てて部屋を出ようとした
そのとき、
背後のドアが開いた
みな、ギョッ!とする
開いたドアには少女が立っていた
あのカプセルの中に眠っていた少女がひとり立っていた
「……お前たちは……何者だ?」
「うわぁぁっ! やっぱ、幽霊船っ!」
チャーリーが慌てて銃を向けるが、それをスコットが制止する
「落ち着けチャーリー!」
少女は薄い部屋着のような格好で皆を睨みつけながら部屋に入ってきた
「お前たち……どうしてここに入った?
ロックされていた筈だ」
幼い年齢のようだが、声は低く、高圧的だった
「ロックは解除した、キミはどうしてこの船に居てるの? カプセルに眠っている子は?
友だち? 姉妹?」
ダイアナが指差す
皆が中央の操縦席シートのコンソールを覗き込む
確かに画面には幾つかのディスプレイが点滅したり、点灯したままだったりしている
「……これ……この周りの機体の配置じゃない?」
「そうだね……敵味方の認識コードが無いからどっちの機体かまではわからないケド……」
「それも認識コードを入力したら、わかるんじゃない?」
「じゃあ、ちょっとやってみますか!」
ダイアナが楽しそうにコックピットシートをまたぐ
天性のテストパイロットなのか、新しいオモチャを手に入れたようにはしゃいでいる
「ユニバーサルスタンダードのコードで良いよね?」
ダイアナの指先がパパパっと動く
すると赤や白のマークに色が変化した
「こっちがネオ・ジオン、
こちらはアナハイム試作機たち、
ここには無いけど連邦軍のカラーもあるよ」
ダイアナが画面を確認しながら話す
「ここの小隊、見て!」
「あ、こっちに向かってる?」
「マズいね、こちらも応戦しないと…戻ろう」
この大型船の周りに降下したとき、数名の警護は残してあるが危険だ
「ここはどうする?」
「残っても何にも出来ないだろ、少数だと何かあっても対応できない、置いていこう」
「奴らの狙いはこの船なんでしょ?」
「この船の状態がわからない、補給されてるのか、弾薬があるのか、そもそも誰も操縦したことないのに操作できないじゃん!」
みなが慌てて部屋を出ようとした
そのとき、
背後のドアが開いた
みな、ギョッ!とする
開いたドアには少女が立っていた
あのカプセルの中に眠っていた少女がひとり立っていた
「……お前たちは……何者だ?」
「うわぁぁっ! やっぱ、幽霊船っ!」
チャーリーが慌てて銃を向けるが、それをスコットが制止する
「落ち着けチャーリー!」
少女は薄い部屋着のような格好で皆を睨みつけながら部屋に入ってきた
「お前たち……どうしてここに入った?
ロックされていた筈だ」
幼い年齢のようだが、声は低く、高圧的だった
「ロックは解除した、キミはどうしてこの船に居てるの? カプセルに眠っている子は?
友だち? 姉妹?」