無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

先週うちの美容院に元クラスメイトの藤村が来て、久し振りに再会したんだ。

それで藤村の誘いで、久し振りにクラスの奴らと飯でもって話になって土曜日の今日、仕事が終わってその足で行く事になった。

俺はてっきりどこかの飲食店で集まって食べるのかと思ったら、みんな都合で集まれる時間がバラバラすぎたので、結局藤村の家が集合場所になったらしい。


「えーっと、藤村の家は……この辺…」

「盆子原クン！
こっちこっちー！」


住宅街を徐行運転しながら藤村の家を探していると、俺を見つけた藤村が近くまで歩いて出てくれた。


「いらっしゃーい！
うちここだから、車こっちに停めてね」

「オッケー」

この大きな一軒家は藤村の実家。
そして広い駐車場には、車が1台停まっている。

藤村の家族のなのか、既に誰か来てるやつの車かどっちかだな。