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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第9章 ちょっとしつこいから怖かったよぉっ

「こんな遅くに女の子ひとりで歩くの危ないんじゃない?
なんでこんな時間まで働かなきゃいけないの?」

「あは………」

目を合わせないようにしたまま、歩く足だけは止めないようにしてる。

まだデパートを出たばかりで、この道をもう少し歩かないと、家にはたどり着けない。

この人、いつまでついてくるつもり…!?


「旦那いるのに働かなきゃいけないの?
それって旦那の稼ぎだけじゃ生活できないからー?」

「………っっ」

な、なんでそんな事を言われなきゃいけないのぉ!?

確かにまだ就職して1年過ぎたばかりの慎吾くんは若すぎるわけだから、生活も決して裕福なわけじゃないけれど。

でも、そんな事を赤の他人に言われたくないよぉ!!

「ねぇ、やっぱそうなんだ。
旦那って何やってる人なん?」

「〜〜〜〜〜っっ」


過去にここまでしつこく言われた事がないから、何だか怖くなってきた。
どうやって逃げたらいいの?
走ったって、相手は車なんだから逃げ切れないよぉ!


……そうだ。
電話して慎吾くんを呼ぼうか。

ああーでも、こんなヤツが慎吾くんと鉢合わせたら、どんな心ない事を言ってくるかわかんない。

でも、この状況から逃げる方法なんて他には――――――っ

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