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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第10章 デキちゃったかもしれない…!

――それから。

昨日に続き、今日もゆとりあるアイドルタイムに、ゆとりあるピークを越えての、いよいよ閉店間際となった。

残ったお惣菜は、安定のから揚げと、ポテトサラダ、冷しゃぶ、照り焼きハンバーグ。どれも人気の商品で、ちょっと多めに作ってたものだ。


「うう…っ
今夜もあの人、来るのかなぁ」

20時45分。
いつも5分前くらいのギリギリに来てたから、まだ来る可能性は十二分にある。

今日はどうやって上手く避けようか、今からドキドキしてくるなぁ……



「ひな坊」

「あ、はい。久保店長」


この時間になると作業場は全て片付けて、床の掃除をするくらいだ。
後は閉店したらレジの精算をして撤収!…なんだけども。


「後の客対応やレジ締めは、わしがやる。
ひな坊はもう、奥に行っとけ」

「えっ
…あ、あのお客さんが来てもいいように…?」

「あぁ。
掃除も済んでるから、時間まで座っててもええぞ」


振り返ってみると作業場は掃除も片付けも全て終わっていて、なんなら照明もひとつ消えている状態だ。

久保店長、私とレジを交代するために…。

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