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――――1時間後

今度はひなは元の病室に、ベビちゃんズはナースステーションの方へと移動になった。
看護師さんから退院までの説明を聞き、お互いの両親にも連絡を入れた。

そうしているといつの間にか、もう日をまたぎそうな時間にもなっていた。



「妹尾さん、赤ちゃん連れてきましたよ。
ちょっとおっぱいあげてみましょうか」

「あ、はいっ」

ふたつの台車に乗せられたベビちゃんズが、看護師さんによって運ばれてきた。

俺は邪魔にならないよう壁側に立ち、その様子を見させてもらった。


「双子だと同時にお世話が必要になってくるので、おっぱいもふたり同時にあげるようになります。
でもまずは、基本のやり方を今から教えますね」

「あ、はいっ」

「まずは基本の抱き方なんですけど……」


身体を起こしたひなは着ているものの前を開いておっぱいを出し、乳首をベビちゃんの口元にあてた。

「わっ、吸い付いた！//
でも母乳って、まだそんな出ないのかな…」

「大丈夫。吸わせているうちに刺激されて、すぐに出るようになりますよ」

「そうなんだぁ」

ちぅちぅと小さな口を動かすベビちゃんに、俺はハンパなく可愛さを感じた！
あれは青い服を着てるから、男の子の方だな。

ヤバい、男の子なのにヤバすぎる可愛さだー！