毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第6章 仕事もリアルも結婚生活も、充実してるよー!
「で?
藤村は今なにやってんの?」
「あたし? あたしは医療事務だよ。
小野クンなんかさ、大手の工業施設に就職したんだから!」
「へぇ、スゴイな!」
懐かしいクラスメイトとの会話に花が咲きながら、毛先を揃えるようハサミを入れていく。
進路ってのは分かれてしまったらもう何も相手の事など知らないわけで、アイツは何してるコイツはどうなったとか聞く度に驚くばかりだ。
「あ、ねぇ盆子原クン。
今度なじみのみんなと一緒にご飯しようよ!
連絡先、前と変わってない?」
「俺は変わってないよ。
えー、何か緊張するなぁ」
「やだ盆子原クンが緊張なんて!
てゆーか…あたしの方が緊張しちゃったよ」
「えー?」
ドライヤーをあてブラシでとかすと、軽くワックスをつけて整えた。
よっしゃ、今回もイイ感じ!
「…だって盆子原クン、あの頃よりもずっと大人っぽくなっちゃって、スゴくかっこいいもん」