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クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜

第10章 ムーンブレイド


その日の夜はいら立ちを解消するかのような激しいセックスを何度も繰り返していたが、男たちのほうが次々と音をあげていった


「し、将軍! 今夜はやけにサカッてるじゃないですかッ!?」


「当たり前さ!お前たちもたまにはわたしを満足させてみろッ!」


副長のデニスと隊員のジェイムスはへとへとだった

床には3回も連続で果てたやさ男のレスが肩で息をして疲れ切っていた


「さ、3人がかりでコレだ!将軍を満足させるのんてどだい無理なんだッ!」


ジェイムスは文句を言いながら目の前で突き出されているリジーの尻めがけて最後の精を放った


リジー・メジーはセックス中毒だった


ひとしきりの快楽が終わるとすぐさま次の波に乗りたくなる


そういう意味でも昼間に失った新任の若い男はとても気に入っていたのだ


「レスが3回、ジェイムスが今ので4回、デニス、アンタは何回放ったんだい?」


「リジー、オレは男娼じゃないんだぜ?
 一晩で7回を超えたらオレのほうが枯れちまう、勘弁してくれよ!」


ジェイムスがベッドにゴロンと倒れ込み、レスは床で動かない、デニスは愚痴を言いながらソファでワインを飲んでいた


ベッドから立ち上がるとリジーはデニスのもとへ歩み寄り、口移しでワインをもらって喉に潤いを与えてもらった


「……ふーっ、何回ヤッてもわたしのいらいらはおさまらないねっ!別にお前たちが悪いんじゃない、お前たちは頑張ったよ」


リジーはデニスからワインボトルごと取り上げると腰に手を当てて一気にワインボトルをあけていく

まるで水でも飲んでいるかのようだ


立ち尽くすリジーの豊満な身体は汗とオイルのおかげで光っている


するとリジーの股間からさっき放たれたジェイムスの精が垂れ落ちてきた


それを眺めながら「あの精液はいったい誰ののんだろうな」と考えていた……





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