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クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜

第12章 薔薇の谷 編


「おい、オレたち残されちまった!
 どうするんだッ!?」


ラーズは大事なマシーンを奪い取られて狼狽していたがローズは落ち着いていた


「まさか私まで取り残されちゃうとはね!
 とにかく此処に残っていても仕方ないじゃない? 早くお父さまに連絡しないとッ!
 それよりターヤ、どうして貴女は弟さんとストームに乗らなかったの?」


ターヤはイバンのジープに乗り込むと苛々しながら答える

「あの状況で“私も!”なんて言えるわけないじゃない?それにどちらかが動けばどちらかがフォローするものでしょう?」


イバンはジープを走り出させた

「じゃあお前さんとあの男が連邦軍のスパイだったんだな、それで俺にコンタクト取ってきたんだろう?エージェント・ターヤ!」


「ご想像にお任せするわ、それよりどうするの
 ゾーナタにどうやって戻れる?
 それに向こうも戦闘状態だと思うからこっちから向かわないと、お迎えなんて来ないわよ?」


「オレにだってどうしたらいいかわかんねぇよッ!? オッサン、頼むから地下にモビルスーツを隠してあるとか言ってくれよッ!」


「そんなモンあるわけないだろッ!

 ……んん?

 モビルスーツは無いが、別のならアテがあるぞ?」


「マジかッ!? 何処だい、それはッ!?」


「俺の職場だ、〈アーセナル社〉の兵器工場だよ!
 あそこは連邦軍向けにもゼントリックス側にも武器を供給している薄ぎたない商売してるからな?」


「それってまるでアナハイムじゃないッ」


「そうさ、戦争でボロ儲けしてるのはああいった〈死の商人〉ってヤツラなんだ!
 まぁ、働いてるオレが言っても説得力ないけどな!
 モビルスーツの開発はしてないが飛行機や戦車、ピストルの弾まで生産してるんだ、
 フリューゲルでも有れば……」


「そうなったら私の出番よ!」

ローズは胸を張った





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