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ジェンダー・ギャップ革命

第11章 あとがき

 
 『ジェンダー・ギャップ革命』をここまでお読み戴きまして、有り難うございます!完結です。


 たくさんの閲覧、拍手、しおりなど、本作でも大変励みになりました。

 完走出来たのは、私自身の熱意と気合い、そして何より、連載開始から約5ヶ月間、見守ってきて下さった読者の皆様のお陰様です。改めてお礼申し上げます!!

 
 『ジェンダー・ギャップ革命』開始当時、実は「読者様の興味は引きにくかったかな?」といった印象でした。現実世界とは明らかに別の世界線、好き嫌いも分かれそう、設定もこまかい……と、つまり、とっつきにくい作品だったのではないでしょうか。
 にも関わらず、気付けば拍手やしおりも増えていって、この作品を書き手の私と共有して下さる読者の皆様の存在を存分に感じることが出来ました。基本反応は気にしません、一方で、私の作品の多くは一作一作に「伝えたいこと」を注入しています。今回は、こういう考え方もあって、こういう理想もあるんだけど、どう思われますか?……みたいなことを書き続けました。肯定であれ否定であれ、少なくとも読了して下さった読者の方は、何かしらの気持ちを持って下さったのではないかと、勝手に喜んでおきます。(笑)

 恥ずかしながら、学生時代の政治の授業はほとんど頭に残っていません。執筆のために軽く調べてみたものの、普段馴染みがないと、「いいや、そもそも現実の日本じゃないから」と開き直ってしまいました。従って今回、その辺の描写に最も苦戦しました……。それでもこの作品は、執筆したかったんです。

 人間の敵は、価値観の押しつけや偏見etc..

 ラストは共感を誘いやすいだろう結論に至ってみました。
 社会的性役割の強要やLGBTQへの特別視も、元を辿れば、価値観の押しつけや偏見を未だ当たり前に行っている方々による悪習です。誰かの正義や常識は、別の誰かの否定や攻撃になります。

 時代や場所が変われば、現実世界でも、従来のジェンダー・ギャップや異性愛がマイノリティになって、偏見の対象になる未来も考えられます。皮肉なものです。


 それでは、改めて、この度もラストまで有り難うございました!!

 次回作は姉妹サイトになると思います。春までには執筆始めたいと考えておりますので、良かったら覗きに来て下さい(*´ `)







2023.11.20(月) 緋菜
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