マッチ売りの少女と死神さん
第7章 1月3日…ただ触れていたいから
一方、
「いーい眺めだねえ……」
ホーリーはしみじみと呟き、真下からサラの秘部を隅々まで視姦していた。
更に両手の親指を秘唇に沿わせてくぱっとそれを開かせる。
まだ快感を得る前の、薄桃色の綺麗な粘膜が左右に伸びて小さな入り口が見て取れた。
陰核は包皮に包まれたままだが、広げられたことで芯の部分が僅かに覗く。
そこから上に秘唇と同じ色の後孔は、昨晩自分を受け入れたとは思えない、澄ました様子で再びすぼまっている。
こんなものを間近で見せ付けられて、ビクリと自身が軽く跳ねたのが分かる。
同時にサラも怯えたように体を浮かせかけたが彼女の下半身はホーリーが捕まえていた。
「ひゃうっ!?」
ついでに引き寄せた秘部全体を大きく舐め上げ、やっとサラは我に返ったらしい。
「あっ、こん…な格好…ダメ……っ!!」
ホーリーの顔の上に跨り、恥部を晒していることにやっと気付いたのか。
振り向いたサラの顔は真っ赤に染まり、彼女の鳶色の大きな瞳の上の眉が困ったみたいに八の字になっていた。
「僕のそれ、あんまり見た事なかったよねえ? 舐めてみてよ」
「え」
唖然としたサラの声。
赤い肉が丸出しになり、所々に脈や筋が浮いている異形の性器。
精を溜め過ぎると無駄にそそり立つ欲望の塊は、ホーリーも我ながらグロテスクだと思うものの。
そのすぐ上に可憐なサラと並べると、いっそインモラルな耽美さを感じてしまう。