マッチ売りの少女と死神さん
第7章 1月3日…ただ触れていたいから
探り合う凹凸はやがてお互いに気持ちいい場所を見付け、ホーリーがサラの腰を手でつかんで固定したので、それがピッタリ合わさったのを感じた。
前に回されたホーリーの指先の腹がトントンと軽くサラの胸先を叩く。
「……これ、以前も少ししたけど、結構やらしいよねえ?」
サラはそれには何も答えられず、急速に高まりそうになるのを自分の指を噛んで抑えた。
……彼が達したがっているのが分かった。
今にも破裂しそうな熱をそこから感じるからだ。
そして相手のそんな様子は自分をも高揚させるらしい。
『恋人同士がこうしてロマンチックに愛を語らう』
冗談めいたホーリーの発言を、なぜ今思いついたのか。
……少なくともこの瞬間はそうであって欲しい。
ホーリーに対する不確かな気持ちに蓋をして、するとサラの心身はなんの憂慮もなく、襲い来る愉悦に浸ることができた。
濡れた秘裂は無惨にひしゃげ、自分に向けられる猛々しい欲望が容赦なく行き来する。
「んっ…ぅんっ…あっあっ─────!」
ちゅぷっ、ちゅくちゅぷっ、くに、くちゅ…っ
亀頭が、その括れが、張り巡らされた隆起が摩擦を繰り返し、ベッドが激しく揺れるその様が、淫靡な音に変換されてサラの耳を焼いた。
「イっ…いっ……ん、もう…あんっ、イ…きっ」
「ん……僕、も…っ」
じゅくじゅくの楔の先がつぶりと浅くだが、膣内部に差し込まれ、サラの喉が大きく反る。
サラは今までになく淫らによがった。
「だめえ! はあ、あっいっ…いやあっ! ああ、イっちゃうぅ…っ…」