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マッチ売りの少女と死神さん

第3章 1月1日…死神さんに注がれています


皮膚や粘膜の隙間から、気持ち良さが流れ込んできて、思考が侵食されるような感覚。

「っだめえ……」

「小さくてもやっぱり狭いね……ゆっくり馴染ませてあげるねえ」

耳元で囁かれる。
独特のアクセントがある、低く掠れがちなホーリーの声だ。
膣道に出入りを繰り返すそれは、サラの体液よりも粘度を帯びていた。

ぬちゅうううと内部粘膜に張り付いては進み、敏感な膣襞を巻き込みながら外へと向かう。
そんなねっとりした卑猥な動きを続けていた。

「んふう…ああ…はあ…っん」

「溶けてきたね。 別のものも出ちゃってるけど……奥も広げておこうか」

彼の指先がそれを押し込んでいき、さらに奥へと。

「あふう……っ」

ホーリーがトン、トンとそこを小突く。
するとじわじわした疼きに包まれていく。
自分はこの淫らな感覚を知っている。
そしてそう思うと途端に恥ずかしくなる。
それでも羞恥を押しのけようとする、不思議な衝動もサラは感じていた。

それに反してもう少し、もっとという、欲望の塊がそこで行き止まりになってしまう。
彼が相変わらずすぐ近くで話していた。

「サラちゃんの中は熱いね……もうこんなに小さくなったよ。 ふふっ……あっという間に子宮が降りてきたね……どう、嫌な気はしないでしょ? 出来上がりまでもう少しかな」

その言葉が、まるで呪文のごとく彼女の性感を緩やかに刺激する。

「……っ」

サラは浅い息を繰り返しながら声を殺していた。

お腹の下が熱くて熱くてクラクラする。
細く小さくなった異物は、すでに濡れそぼっているサラの腟内を満たしてはくれない。

何でもいい、もっと太くて熱い何かで中をこすって欲しい……


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