
マッチ売りの少女と死神さん
第3章 1月1日…死神さんに注がれています
拘束されたままの手や、台の上の足指を広げては、固く握る。
激しく喘ぎながら、自分でも無意識のうちに、サラは彼の動きに合わせていた。
「そ、そこ…ぁあっ……気持ち…いっ」
腫れ上がった陰核は下手をすると、痛みを伴うほどの快感を運んできた。
下からズルズルすり上げられる感触がたまらない。 そこに塗り込まれるのは逃れられなく、次々と湧き上がる快感の粒たち。
その度にサラの全身は分かり易くわなないた。
「クリトリスがチンコみたいにしこってるよお?」
「ふぅう…ん…は……はあっ」
「ちゃんと言えたらご褒美をあげる」
そんな囁きと共に、ぐりッ…ぐりッと接触部分を左右に揺さぶられ、身体を逃すことも出来ないサラはもはや自身を解放させるしかすべはなかった。
「ひっイきます…っ、イき…っそう、ですぅ……っ!!」
「ふふっ……よく出来たねえ」
「……っン!!!」
一瞬、強く潰された痛みと目がくらむ快感。
そこから立て続けに体を貫く衝撃に目を見張る。
「ひぁあああああ……っ────」
入り口に浅く挿し込まれた状態で、サラはそこから逃げようと慌てて体を引きかけた。
だがそれは、彼女の認識とは異なる。
その時のサラは、犬のように腰を後ろに突き出し、肉棒を受け入れようとするただの雌だった。
なぜなら、その時の彼女は意識を手放さんばかりの絶頂のさなかにいたからだ。 生物的な本能がサラの脳を支配しようとしていた。
「……クっ…! ぅっ……!! ッ…!」
受け入れる瞬間、彼女の腟内や陰核、果ては排泄のための孔までも収縮に打ち震えた。
ぐちっ、ぐちゅぐちっ…
それを遮り、ごく短い間隔で送り込まれる肉竿の振動は断続的な絶頂感をサラにもたらす。
その熱量に圧倒される自分、次いで躰が段々と開いていくのが分かった。
(待っ…! だめえ、止まってえっ……!)
叫びを発することさえ許されない。
視界がグラグラ揺れる。
きつく食いしばった歯の隙間で、少女はまともな呼吸さえもままならずにいた。
