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マッチ売りの少女と死神さん

第4章 1月1日…それはかわいい君のせい



「んんんっっ」

抵抗し背けようとする顔をぐっと押さえ、無理矢理に舌を侵入させる。

「んー……っ」

口中に舌を這わせ、舌を絡ませ、口腔内を隅々まで舐めとる。

「んん」

舌を軽く吸った所で一瞬、彼女の体がピクリと反応し、唾液が口から溢れでてサラの首元まで伝う。
そうしてから、やっと口を離した。
サラはぽおっとした顔でホーリーを見つめていた。

「ホーリー…さ…わ、私」

ホーリーが下からそっと片方の胸を指先で持ち上げた。
彼女の小粒な突起はすでに顔を出しかけていた。

「…ん」

サラの目線が横に逃げる。
柔らかそうな頬が羞恥に染まる。
たわわな、とまではいえないが、サラは発展途上の形の良い胸をしている。
両手で包み優しく乳房を揉む。 脇の下の膨らみを寄せ、そこをすりすりと手のひらと揃えた指で撫であげる。

「…ぁ」

「言いかけたこと、なあに?」

そうしながらホーリーが問いかけた。

「す、少しだけ…多分…イキました」

「……キスで?」

「は、はい」

「ちゃんと教えてくれて偉いねえ」

「………」

サラはますます赤い顔をして俯いた。
感じやすすぎるのも、気まぐれな自分の言いつけを守る彼女も────…
しまいにどんな顔をすればいいのか分からなくなったホーリーは怒ったように眉を眇めた。
サラがそんな彼を上目でちらと見て、委縮するように体を小さくした。

「たまんないなあ……ほら、これ」

彼女の手を湯の中の自分の股間に誘導する。

「あ……っ…」

破裂しそうに硬くなっている陰茎に、彼女の小さな手を触れさせる。
サラは驚いて手を引っ込めようとしたが、ホーリーは彼女の手首を離さなかった。

「君でこんなになってる」

「こ…んな……」

怯えたようなサラの覚束無い手の動きは、どうすればいいのか分からない様子だった。
ホーリーとしては、怒ってなどいない、今の自分の状態をただサラに分かってもらえれば良かった。
彼女自身の素直な反応と同じに。


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