
マッチ売りの少女と死神さん
第4章 1月1日…それはかわいい君のせい
彼女の腕もろとも両方の腿も持ち上げて抱き込み、サラは身動きが取れない。
「ほら、見える?」
ホーリーが腰を逸らす。
サラの秘裂に、屹立した逸物が収まっている。
「は、恥ずか…しい……あっ」
真っ赤になったサラが体をくねらせて逃げようとするが、自由になるのはせいぜい手足の先や首しかない。
指が届く範囲で彼の横腹を引っ掻く。
ホーリーはそんな彼女のささやかな抵抗を笑った。
「いやらしくてたまんないねえ……もっと入れやすいように拡げなよお。 抱っこで揺すってあげるから」
ホーリーとサラは大人と子供に近い身長差がある。
彼の胸の中に少女の丸めた体がすっぽり入り、サラの表情に焦りが滲んだ。
「あ、ああ……っ…恥ずかしいの…もう許してっ……」
横に首を振ってサラが懇願する。
恥肉が左右いっぱいに割られ、肉棒が膣口に埋もれている、その部分から視線を外したいようだった。
「だから、許さないってば」
まだ余っている赤黒い部分が獰猛に脈を打って待ち構えている。 そんな様子まで見て取れた。
こんな自分の格好を他人に晒したことはない。
自分や異性の性器も見慣れない。
ましてや実際に、そんな場面を初めて見せられたサラはいっそ両手で目を塞ぎたいに違いない。
が、今はそれさえもサラには許されない。
ホーリーがクスクス笑う。
「自分で拡げないと痛いかもねえ」
「あうっ……!」
かぶりを振るサラを否定するように、ホーリーが少女の恥唇にずぶと剛直の残りを浅く埋めては抜く。
「あっ…っっ…い、い…っ…」
「あははっ、きつっ」
ハメっぱなしで卑猥に往復する様まで見せ付け、彼はあけっぴろげな笑い声をあげた。
「うう…っ……こんな…いやあ」
腹側の浅い性感帯に、グリグリ押し付け、存在を主張する。
サラの羞恥に染まった耳の端に口を付け、声を潜める。
「さっきまであんなに感じてたのに恥ずかしい? それとも痛い? 嬉しいよねえ? 分かるよ、サラちゃんも僕と同じなんだよお」
「嬉しくなんか…わ、私は…ち、違う、違うわ……っ」
「違わないねえ……まだ分かんないのかな? 僕は君をずっと見てきたんだから」
サラの狼狽えた態度にホーリーの声がやや上擦った。
昂っているがどこか可笑しくもある。
昨晩に彼女を犯した時と似ている。
