
マッチ売りの少女と死神さん
第4章 1月1日…それはかわいい君のせい
たっぷりサラの胎内に注いだ後も彼女をそのまま後ろから抱きしめていたが、
「ぬ…抜い、て」
弱々しい声でホーリーは我に返った。
「え、やだよお。 僕まだイッてないし」
しゃあしゃあとそんな嘘をつくも
「………」
サラが無言で彼を非難するような目で見てくる。
「なあに、お湯が入ったんじゃないのお?」
「またそんな…そ、うじゃなく、てっ…」
彼女の顔は真っ赤だった。
「ああ、僕の指がお尻の穴に入っちゃってるねえ」
と、ホーリーがようやく察した。
「これはサラちゃんが溺れないように支えた事故だけどね…こっちでも普通はスルんだよね」
腸内をむにむに親指でマッサージすると「いやあんっ」と可愛らしく啼く。
その後、はっとしたような顔で
「そ…うなん……ですか?」
若干怯えつつも考えている様子だ。
(もちろんそんなわけないけどね……人間の一部を除いて)
こうなるとホーリーは必ず悪ノリしてしまうのがお約束である。
「だって、さっきイッたでしょお」
「で、でもそれは」
「んー、そしたらドコでイッたのかなあ?」
意地悪く問いかけ、挿入している指を回す。
「…んあっ、う」
そしてここも悪くないらしく、そんなサラの反応に再び滾ってくる。
「あんん…んやあ…中が…またっ、おっき」
彼女の甘い声が脳をくすぐり、再び動かしたくなる気持ちを抑え、
「おまんこの中が一番気持ちいいの?」
わざとホーリーが淫語を使い煽ってみるとサラが恥ずかしそうにこくんと頷く。
(したばかりだから余裕があるのかな?)
サラが平常時より大胆になっている。
調子に乗ってもう一声。
「でもクリトリスとお尻も気持ちいいの?」
すると今度は首をことんと傾け、困った表情でぎこちなく頷く。
その不意打ち的な反応にホーリー自身の顔が熱くなる。
「くっ…、かわ…っ」
「え、え? ホーリーさん?」
……彼の方がたまらずサラから顔を背けてしまった。
「多分……だけど…わ、私はホーリーさんみたいに、慣れてない…から、分かりません。 今までの女性は……どうでした?」
細々とそんなことを訊いてくる彼女に
「……忘れたなあ」
と一転してホーリーは素っ気なく答えた。
サラを抱き起こし、それからベッドに移動してから続けざまにサラの体を貪った。
