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身近な練習相手

第4章 バドミントン

僕は、妹のその姿を見て、別人に見えた。

白のホットパンツに白のTシャツ、小学生の時と違い、お尻も丸みを帯び女性の体型になっている。そして、脚といわれる部分は、全て露出しているその姿は、兄の僕が見ても眩しかった。

妹は、

「最近買ったの!似合う?」

と言ったので、僕は、

「良いんじゃない?」

と言った。妹は、

「え〜?それだけ〜?」

と、不満気に言い、ちょっと離れてこちらを向いて立つと

「いいよ〜!」

と言い、僕らはバドミントンを始めた。

妹は意外と上手く打ち返してきた。

僕は、

「なかなか上手じゃん!」

と言うと、妹は、空振りした。

「褒められると失敗するから!」

と笑いながら言い、シャトルを拾って下から打とうとするが「バチッ!」と音を立て、シャトルがフレームに辺り横に転がった。妹は、

「ねー、どうやって打つの?教えてよ!」

と言うので、僕は、離れたところから、

「ラケットを平らにして、振れば良いと思うよ!」

と言った。妹は、

「そんな説明じゃ分からないよ!前は、もっと丁寧に教えてくれたじゃない!」

と言った。僕は、そういえば、妹が小学生の頃、どさくさに紛れて、胸を揉んだことを思い出した。でも、あの頃とは違う。どさくさに紛れて胸を揉んでも、今は、偶然ではないことはハッキリ分かると思うし、そういうことはしてはいけないと、あの時反省したのだ。

僕は、

「小学生じゃないんだから、言葉で言えばだいたい分かるだろ?」

と言った。妹は、

「体を動かすことは、言葉で言われても分からないんだから!ねー、教えて!」

と意外としつこく食い下がる。ぶりっ子気味にピョンピョン跳ねながら…。

妹の胸は、上下に弾むように揺れていた。小学生の頃とは比べ物にならない揺れ方をしていて、男なら誰でも目が行く光景だと思った。ただ、これだけ離れていれば、胸を見ていたとしても妹には気付かれないだろうと感じた。

僕は、

「遊びでやるんだから、今のままで普通に出来てるよ!楽しくやれば良いんだから!」

と言った。妹は、

「も〜!遊びでも上手くなりたいんだから!」

と言った。

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