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身近な練習相手

第4章 バドミントン

僕は、妹に興味があった。

その頃既に、蟻よりも興味のあるものが見えていることに気が付いていたからだ。

妹の白いTシャツの襟元はダランと垂れ下がり、そこから胸がよく見えるのである。乳首や乳輪は見えないものの、胸のほぼ8割は見えるという感じだ。

妹はまだ中学2年生だ。学校ではスポーツブラ等着けているかもしれないが、家ではノーブラなのだ。僕は、だから飛び跳ねたりするとあんなに揺れてたんだ、と思った。

妹は、蟻を見たまま

「面白いね!どこまで行くのかな?」

と言った。僕は、蟻を見るフリをしながら、妹の胸を見ていた。

「多分この先に引っ越しするんだと思う。大雨が降りそうな予感がある時に、安全な所にみんなで移動するらしいよ!」

と言った。妹は、

「そうなんだ〜!よく見ると蟻ってかわいいね!もう少し見てて良い?」

と蟻を見ながら言った。妹は、蟻を見だしてから、一度も顔を上げない。ずっと蟻を見ながら話している。だから僕は、妹の視線を感じることなく、安心して長い時間胸を見ることが出来た。妹が突然見上げて、僕の顔を見るようなことにはならないだろうという、雰囲気が何故かあった。

僕は、蟻をたまに見ながら、妹の胸をよく見た。妹の胸を見ていても、全く不自然じゃない態勢だったから…。

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