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身近な練習相手

第5章 身近な異性

僕は、毎日毎日部活の日々だったが、夏休みも終盤になり、やっと部活の休みの日が続く期間に入った。

ハードな練習を繰り返してきたせいで、もうヘトヘトになっており、何時間でも寝ていたいと思っていた。

なので、朝からダラダラと惰眠をむさぼっていた。遠くの方で、

「お兄ちゃん!バドミントンやろうよ〜!」

という声が聞こえた気がする。その後僕の体が揺れたようだ。

妹がベッドの横で僕の体を揺すりながら、話しているのがだんだんと分かってきた。僕は、呂律の回らない声で、

「ん?まだ眠いから今日はやらない。」

と言い、反対方向に寝返りを打った。

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