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身近な練習相手

第5章 身近な異性

どのくらい経っただろうか?

僕は、目を覚ますと、妹の膝枕で寝ていたことに気付いた。そして、ガバっと起きた。

妹は、僕の枕元に置いてあった漫画をその姿勢でずっと読んでいたらしい。僕は、

「ずっと膝枕をしていたのか?」

と聞くと、妹は、

「手の届く所に漫画あったから、読んでた!」

と言った。僕は、時計を見た。今、11時くらいだ。僕は、

「どのくらい経った?」

と聞くと、妹は、
 
「2時間くらいじゃない?」

と言った。僕は、

「そんなに長い時間正座してて大丈夫か?」

と聞いた。僕なら、頭を膝に乗せてそんなに長い時間正座出来ない。妹は、

「ベッドの上だから…。でも、ちょっと痺れた感じはあるかな?」

と言って、漫画を置いてベッドから降りて立ち上がろうとすると、

「あ!ダメだ!痺れてる、やっぱり…。」

と言った。僕は、

「そりゃそうだよ!とょっとベッドに寝てみな!マッサージしてやるから!」

と言って、自分はベッドから降りた。妹は、

「そう?悪いね!痺れて動けないかも…。」

と、笑いながら、モソモソとベッドへ上がるとゆっくりベッドに仰向けになった。

僕は、

「じゃー、始めるから!」

と言って、仰向けに横たわる妹の膝の少し上辺りを適当に触った。すると妹は、

「痺れてるのそんな所じゃないよ!足首、足首!」

と言った。僕は、

「あー、そうか!」

と言って、妹の足を持った。妹は、

「あ〜…!そこ!そこ!イッターい!」

と、笑いながら言った。







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