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身近な練習相手

第5章 身近な異性

僕は、妹の足をマッサージした。足首を持ってグリグリ回したり、足を擦ったりした。

妹は、

「何となく、くすぐったいけどお兄ちゃん、くすぐってるの?」

と言った。僕は、

「くすぐってるんじゃなくて、マッサージしてるんだけど…。」

と言うと、妹は、

「本当かな〜?本当はくすぐってるんじゃないの?私、その程度じゃくすぐったくないし…!昔、よくお兄ちゃんにくすぐられたよね!大人になってきたからくすぐったくないのかな?」

と言った。

僕も、

「あー、確かに大人になってくるとくすぐったくないのかもしれないな!」

と妹に同意した。

妹は、

「やっぱりそうじゃないかな?だってくすぐったくないもん。」

と言った。

僕は、

「くすぐってるんじゃなくて、マッサージしてるんだって…!」

と、もう一度念を押すが、妹は、
 
「くすぐってるとしか思えないよ!マッサージってもう少し力入れてするんじゃないの?」

と言った。僕は、

「あっそう?じゃー、お前の言う通り力入れてマッサージしてみるよ!」

と言って、妹の右脚のふくらはぎの下に手を入れ、グイグイと揉んだ。結構強く揉んでるはずだけど、妹は、

「くすぐったくないな〜。」

と、全く何ともない様子で言った。僕は、

「だから…!まーいいか!」

と言うと、妹は、

「はいはい!マッサージだったわね!」

と言った。

僕は、仰向けに寝転ぶ妹のふくらはぎを左右交互にマッサージし続けるのだった。

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